ある女の子は小さい頃から抱えているトラウマ
傷があります
そのことを誰かに話すことは
一生ないと思って生きて来ました。
その女の子はカレンといいます。
カレンは
小さい頃の傷を誰にも見えないように鍵を何重にかけて、わからないようにして過ごしました。
たまにうなされることもあったけど、
自分の中で我慢しました
そんな時、話すつもりはなかったけど、
話さずにはいられない事が起きました
過去と同じ事を思い出す事を、とても身近な人にされたのです。
その者はキンと言います。
カレンは「やめて」と言っても、
キンは「冗談だ」とはぐらかし、
カレンが「本気で嫌だからやめてほしい」
と話しても、
キンは「そんな事で」話を聞いてもらえません。
カレンはソファに小さく座り涙を流していました。
「大丈夫?」
その時話を聞いてくれたのは、ヒンカでした
ヒンカは優しく、カレンの話を聞いてくれました
カレンは初めて過去のトラウマを人に話しました
カレンは少し楽になりました
ヒンカは驚きましたが、そっと優しく話を聞いて寄り添ってくれました。
数日が過ぎて、
また同じ事が起こりそうになりました
カレンがやめてと言ってもやめてくれないのです。
話を聞く耳がない人というのはいるのだとカレンはようやく理解しました
なんど話し合いをしても分かり合えない人はいるのだとカレンは知りました。
そこでカレンは、決断をしました。
離れることを決めたのです。
カレンは価値観の合わない人といつまでも人の声を聞くことのできない人とは一緒にいることは難しいとわかったのです。
カレンはヒンカに相談しました。
「もう限界。もう私は心も体もボロボロなの。
周りからどんな風に見えようとも、私はもう、ここから出ていくわ。このままでは私は私でなくなってしまう。」
「そうか。わかった。一緒にここを出よう。」
カレンはキンがいるところから離れ、
ようやく自分を少しずつ取り戻す
物語が始まろうとしています。
誰かのために生きる人生を
ようやく自分のために向けることができたのです