今日は部活指導の日。

私は高校で音楽を教えていて、現在2年目。今年から芸大時代の同期が近くの高校で勤務することになり、彼も音楽を教えている。どちらも受け持っている吹奏楽部が少人数なので、それなら、ということで合同で吹奏楽祭に出ることにした。


しかし、うちの吹奏楽部は舞台に出るためにがんばろう!と意気込む雰囲気ではなく、ゆるく楽しく、年に一回校内の学園祭に出ようか、練習は来ても来なくてもおっけい、というゆるーい部活。

けれど合同でやることにしたり、本番をつくったりしたことにより、練習を毎日せざるを得ない状況に。


今年新しく入った一年生からしたら、思ってたのと違う!となっているかもしれない。私も本番までに仕上げさせなくちゃ!と熱が入るし、なかなか真剣にやってくれないことにいらだったりもする。

だけど今日の練習で彼が言っていた。吹奏楽"祭"だからね!楽しくやるんだよ!みんなで吹けたらそれでいい!そうだ、楽しむためにやるんだもんね!コンクールでなくてお祭りなんだからね。いままで何もわからなかったのに、楽器をかっこよく構えることができた、音を出すことができた、ドレミの音が吹けた、そういう進歩をしっかり認めてあげたいな。居心地がいいな、音楽するって楽しいなと思える部活にしていきたい。私も張り切りすぎず、だけど冷静に。生徒を導いていけるようにがんばろう。