3月下旬に、やっと骨壷を預けに行くことができた。




墓地には満開の桜。

父が亡くなった時は、あんなに寒かったのに。

月日の流れるのは本当に早い。




それは地下にある薄暗い部屋に置かれた。

そこには、袋や箱に入れてあるいくつもの骨壷が並んでいた。




期限は3年になっているが、

ホコリをかぶり薄汚れた、3年以上と想像できるものも中にはあった。




そんな中に実父を置き去りにする感じで気分は暗くなるばかりだが、

どうすることもできず

ただただ心の中で「ごめんなさい」と言い、その場をあとにした。





これで、とりあえずは一段落と思いきや、

銀行から「父が生まれてから死ぬまでの戸籍を用意して下さい」と言われ、


自宅とお店の鍵の管理と、必要な物はできるだけ何とかして

片付けてほしいとの事だった。




必要なものと言っても、母が出て行くときに持ち出しているし

片付けると言ってもお金がかかる。




必要なものなんて無いよ…と思っていながらも実家で片づけをしてると




自然と涙が浮かんでくる。

一人だと広く感じる家。


物があふれてる時代に


真っ暗な部屋で何も食べることができず

何を思いながら死んでいったのか…



自業自得だと言う人もいる。



私がもっと気にかけて通っていれば

死なずにすんだ命だった。




でも、私の生活が借金づけになっていたかもしれない。




自分の生活を守るために、見殺しにしてしまった。



もう少し、こうだったら…

こうしてくれていたら…

こんな事にはならずに済んだのに。




たられば言ってもしょうがないけど

後悔…と、これで良かったんだ…と

亡くなって2ヶ月以上経っても自問自答をくり返し




多分、私は死ぬまで背負っていくんだろうな。







なかなか動かない弟に代わり

ネットで遺骨を預かってくれる場所を見つけた。



弟の住んでいる市にあったので弟に連絡。



数日後、申し込んだとやっと連絡がきた。

申し込んでから十日以上かかると言われたらしいので

四十九日には間に合わないからと、また連絡すると…




しかし、四十九日はとうに過ぎても連絡はない。




何よりもお線香をあげにも来ない。

車で20分程度の場所に住んでいるにもかかわらず。




親のために買った中古家に住む母は、弟を気遣って何も言わない。




そして、この母も一度もお線香をあげてない。

ただ、ご飯だけは頼んだので毎日供えてくれている。





そんなに悪い父親ではなかったはずなのに。


49日が近づいてきている。


遺骨の行方に困っている。




あんな堕落した生活の中で弟が父に


「死んだ時、墓とかどうすんだよ」と聞いたことがある。




「大丈夫だよ。俺はオヤジの墓に入るから(笑)」とノラリクラリといつもの返事。



かと言って、長男で家を継いでいる自分の兄貴には何も伝えてなく

自分の中だけの都合のいい話。






父が運ばれた後、警察での現場検証に伯父夫婦は立ち合っていた。



他の親戚に挨拶をしに行く途中、寄ってみると

叔父の嫁から、色々言われた。



親戚に色々言われてもショウガナイ死なせ方なのだけど、

母の悪口までは許せなかった。




興奮して言ってくる伯母に対し、口答えをし口論。

警察の方が間に入って止めてくれた後、弟が現れた。




妙な空気に警察の方が気を利かし、その場を去った。




この件もあり、祖父母のお墓に入れてもらおうという

図々しい父の希望をお願いする事を弟は嫌がった。



そうなると全て自己負担。



一般的な親なら子供に迷惑をかけないよう自分で用意したり、

保険で何とかできるはずなのに。



こんな死なせ方をしてしまった罪滅ぼしの一つとして

父の希望を叶えてあげたかったものの、





現実的な問題で最悪。




後、あまりの借金の額に相続放棄をしたものの、

そこから父の兄弟姉妹、最悪は甥姪まで負の相続が続くそうで

放棄すれば良いのですが、もう親戚に合せる顔がありません。





葬儀は通夜も葬式もない家族葬でひっそり。

夫の両親には「もっとマトモにやってやれよ」と陰口を言われ


「大変そうだから」と食事も用意してない葬儀に多めの香典を渡されたが、

「お返しは商品券がいい」と…



香典のお返しを指定されるなんで聞いたことのない私は旦那と喧嘩。




あまりに見下され馬鹿にされてる感じと

今までの嫌味の数々の記憶がよみがえって爆発しそうです。





親戚宅、市役所、裁判所と回り、出るのはため息ばかり。




世の中、やっぱりお金ですね。






本当に孤独死にしてしまった・・・

死後、二日経っての発見だった。



こんな死にかたをさせてしまった・・・

充分、助けられた命だったのに。




一月に入って父親の所へ行かなかった。




12月15日に生活保護が出ると聞いて少し安心していた。


父親の実家が近くにあり、兄夫婦が住んでるから大丈夫だと言う言葉にも安心していた。




でも車が動いている様子がない。

そろそろ様子を見に行かないといけない。



でも弟は呼び出すと迷惑そうで、私は一人では怖くて行かれない。



またお金を貸してと言われるのも

弱っていても、病院に連れていくお金もない。



生活保護が出たら、すぐ国民保険を支払ってと言っても

まったく話を聞いてくれなかった。



入院となったら10割負担。

月100万はいくだろう。



父親の兄弟姉妹が住む地元にいるから誰かが…って、

娘のくせに…




八方ふさがりだった。




両親のために用意した家なのに離婚した母が嫌がり

「私を殺人者にする気?」と



弟夫婦は「オヤジが来たら、自分達が離婚になる」と



同居の私は、寒くて真っ暗な部屋に住む父を呼ぶこともできず

中古の家を買ってしまい、父を助けるお金が、もうない。




周りは今まで父親を助けようとしてきたのに

本人が誠意をみせず、パチンコに逃げ話にならず



でも、こんな死にかたをさせてしまうほど、悪い父親ではなかった。

愛情は貰っていたはず。。。








警察からの電話で私と弟は事情聴取をされた。







父のことで苦しくて、このブログがはけ口になっていました。



私、実父を見殺しにしてしまいました。



困っているのは、わかってて

そろそろ様子を見に行かなくてはいけない状況なのに

日々の生活のせいにして





死んでいました。






発見したのは、私ではなく

役所の方です。




電話で知らされた時・・



「やっぱり・・・」と





最初はコレで良かったんだと思っていましたが

時間が経つにつれ

後悔でどうにかなってしまいそうです。





後悔してます。

ちゃんと様子を見に行ってれば…って