とても晴れ晴れとした顔をしていた。
絶対に泣かないって決めていたのに、もう二度と会えない、そう思ったら涙がでた。
いつか終わりがくる、そういう特殊な世界なのだから自然なことなのだけれど。
3年半の間、ずっと見守り続けてきた。
もう何も、何もしてあげる事ができないのだ。
わかっているのに、現実を理解できない自分がどこかにいる。
また劇場に行けば、舞台上でキラキラ輝く姿を見る事が出来そうな気がしている。
きっと長い時間をかけて、贔屓の退団を実感していくのであろう。
大袈裟だと笑われるかもしれないけれど、間違いなく彼女は私の一部だった。
今はぽっかり穴が空いた気分。