もうこんな季節か。
目の前で親友が亡くなってから12年。
そのことについては
思考停止のまま突っ走ってきた。
そろそろ考えてもいっか。
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一緒にいて一番楽しい相手だった。
初めてできた女友だち。
“笑いのツボが合う”相棒。
それが真っ先に思い浮かぶこと。
次に思い浮かぶのは
本当に腹黒い女だった。
癌になったときに、
もしかしたらバチが
当たったんじゃないかって思った程。
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会いたいと思ってしまったら
先に進めないような気がして
振り返ることはしなかった。
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今、私は彼女に何を思うか。
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やっぱりまだ心が疼く。
ゆっくり思い出していこう。
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そういや、1年前までは
よく夢に出てきてたのに
最近全っ然出てこないじゃん!
1年前といえば
どん底からメンタルが回復し、
再出発を決意したときだ。
少しずつ何かが変わっているのかな。
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書きながら思ったことがある。
過去をなかったことにして
生きようとしたのは、
あの頃を闇に葬りたくて(自分自身のこと)
決めたことだったけど、
同時に良いことまで
消えてしまっていたから
自分を見失って
うまくいかなかったのかもしれない。
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ついこの間も思ったけど
人生を一緒に歩んできた人が
記憶からなくなってしまうのなら、
葬りたい過去を受け入れるから
存在し続けてほしい。
もう一緒にいないとしても。
彼らと過ごした日々の私は
迷いながらも確かに幸せだった。
それを忘れなくないし、
いつかばったり会っても
感謝できる自分でいたいな。
(今はまだ会いたくない人が多い)
彼女は生前言ってた。
「人間はいつだって幸せを感じれるようになってると思う。だって結局、癌になっても幸せを感じてる」って。
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12年間、置き去りにした過去には
きっと宝物がいっぱい詰まってる。
あいつはやっぱり
いいことを思い出させてくれるな。
心からありがとう。
