タイトルは
ドラマ“カルテット”の好きな名言


高校生から社会人にかけて
12年間摂食障害を患った。

治るきっかけをくれた元彼との
別れを覚悟した時に
ご飯食べながら涙が止まらなかった。

あの頃の私からすると、
普通の生活ができるって本当に凄いこと。


初めから人生の方向性が
違うことはわかっていたけど、
別れには時間がかかった。

やっと見つけたこの人以外と
生活をできる自信がなかったから。


摂食障害だけじゃなく
部屋も片付けられなかったし
朝も起きれなかった。

ネガティブな自分をさらけだして(摂食障害以外)
男性と過ごせたのは初めての体験だった。

おまけに部屋掃除もしてくれたし、
遅刻しないよう会社へ送迎もしてくれて、
完全に依存した。

別れて戻ってを繰り返し
3、4年そんな関係でいた。

仕事に集中したくて
別れを告げたのは私なのに、
彼に彼女ができてしまって愕然とした。

心のどこかで、
絶対に私を待ってるって
思ってたのに、、

気丈に過ごしていたつもりだったけど
もらったメールを読んだあと、
ご飯を食べたら泣けてきた。
※忘れもしない煮込みハンバーグ。

もう取り戻せないあの日常に、
普通にご飯が食べれる幸せに、
これからくる未来への不安に、
いろんな気持ちが
ぐちゃぐちゃに入り混じり合って、
胸が張り裂ける思いをした。


連絡を断って5年経つ。

5年前は記憶から過去を抹消して
摂食障害も何事もなかった自分として
新しい人生を生きようとしたのに、
全然うまくいかなかった。

毎年覚えてた7月の彼の誕生日。
今年はいつのまにか日付が
うる覚えになっていてすごく怖くなった。

彼の存在まで記憶から
消えてしまったらどうしようって。

連絡しようかとよぎったところで
冷静になって数日、考えを寝かせた。


これからの生き方次第では、
摂食障害について開示することや
当時の気持ちを書き綴ることで
きっと彼を忘れることはしないだろう。

彼だけじゃなく、
出会ってきたすべての恩人に対しても。
私には忘れちゃいけない人たちがいる。

過去も今も未来も
存在し続けて欲しいから
過去も今も未来も

すべての自分を受け入れる。 

初めてそんな風に思ってる。