初めての予約は夫婦で行かなければならなかった。
予約時間前について、待合室に溢れている人を見て、こんなにも同じ境遇の人がいるんだという安心感と緊張とでぐちゃぐちゃな精神状態だった。
待っている時間がすごく長く感じた。
実際に呼ばれた時間は予約時間を40分も過ぎていた。
ただ、不妊治療の病院のあるあるらしく、それに対して文句を言う人は一人もいなかった。
初めての先生との会話。
先生を指定することをあえてしなかったので、どんな先生になるのかドキドキだったが、私の担当の先生はサバサバした女の先生だった。私の中の不妊治療の先生は物腰柔らかな先生のイメージだったので、なんだか拍子抜けしてしまった。
そして、これからスケジュールの説明と今日の説明をされ、誘導されていった。
二人で血をとり、いろいろな検査をされた。
男性はもちろん数や状態の検査があるので別室に連れて行かれた。
これで、何回目だろうと思いながら、旦那の後ろ姿を見ていた。
初めは私に問題があると思って始めていた不妊治療。
ただ、あまりにもできないから旦那も検査してみると言い、調べると数や形に問題があるといわれ、紹介状を出されて、専門の所へ行き、そこでも同じことを言われ、顕微鏡受精じゃないとできないと言われて、この不妊治療の病院を紹介された。
毎回検査をするたびに彼の気持ちは大丈夫だろうか、なんだか申し訳ない気持ちになってしまう。
全ての検査が終わると、朝に予約していたのに、昼過ぎでいた。検査結果はすぐには出ないので、次回の予約をして、遅いお昼ご飯を食べて帰った。
病院に通うまで車で1時間半かかる。
これをこれからどれぐらい通うのだろうと思いながら帰った。
