働く女性のためのライフ・ファシリテーター

Mami Grace(マミ グレイス)です。

ブログにお越しいただき、

ありがとうございます。

 

蝉の声が響く夏の盛り。

皆さま、どうお過ごしでしょうか。

 

蝉の声を聴くと、

子どものころのこと、

楽しかった夏休みを思い出します。

 

朝のラジオ体操、朝顔が瑞々しかったこと。

 

海に行って、

くたくたになるまで遊んだこと。

 

西瓜やトマト、

とうもろこしが盛られた大皿。

 

 

そして、虫たちと遊んだこと。

 

私の子どものころは、

まだまだ自然が近くにあって、

近所のからたちの木にいる

おっきな目玉模様の毛虫が

美しくて大きな蝶、

クロバネアゲハに羽化する不思議を体験したり、

オニヤンマやギンヤンマを追いかけたり、

カブトムシやカミキリムシを捕まえたり、

ふわふわ飛ぶ蛍に見入ったり。

毎日、虫に遊んでもらっていました。

 

 

それなのにオトナになってからは

職場に蛾が迷い込んできただけで、

キャーッ!!

と逃げるような弱虫に。

 

でも、

自然と隣り合わせている実家に帰ると、

普通に虫たちと暮らすことができるのです。

不思議ですね。

 

もしかしたら、

ビル街や高層住宅のような人工的環境にいると、

虫は無縁なもの、

嫌なものとして捉えてしまうのではないかしら。

 

先日放映された

「昆虫やばいぜ!(NHKスペシャル)」では、

俳優の香川照之さんが

カマキリ先生に扮して

熱い虫への愛を披露されていて、

思わず笑っちゃうほど。

 

香川さんは大の虫好きで博学。

この番組もご自分の企画で、

子どもたちに虫のことを知って欲しい、

という熱意が実ったものです。

 

その番組の中で、

大きな珍しいカブトムシが、

一本の木にいっぱい集まっていました。

ただの虫取り好きなら、

大喜びするところ。

 

香川照之さんは喜びながらも、

「こんなことは普通あり得ない。

人間の都合で餌になる木が伐採されたり、

農薬を撒かれたりして、

ここに集まらざるを得なくなったのです。」

と、憂いていました。

 

そういえば、今年2月には、

 

「すべての昆虫種の40%が減少し、

今後数十年で絶滅する可能性がある」

 

という論文が発表され、

大きく報じられましたね。

 

毎日、絶滅している種があり、

それは、専ら、私たち人間の影響なのです。

 

虫がいなくなっても私たちには関係ない?

いえいえ、

虫は、食物連鎖を支えている存在。

多くの生きものが、

虫を食べて生きています。

 

植物も、

受粉する虫がいて世代が繋がっています。

私たちの生活も、

実は虫たちが支えてくれているのです。

 

セミの鳴き声の聴こえる夏が、

いつまでも続いてほしい。

 

番組の最後に、カマキリ先生は、

「良い子の皆さんにお願いです。

今すぐ外に出て、

虫を捕まえて遊んでください!!

虫と仲良くしてください!」

 

虫を好きになって、

興味を持ってほしい。

カマキリ先生らしい、愛のあふれるメッセージ。

 

この夏。

あなたも、

昆虫の不思議な美しい世界を、

ぜひ子どもたちを誘って、

覗いてみませんか。