mami
 

「世界観がある写真を撮りたいです」と希望されるハンドメイド作家さんが多いので、ハンドメイド作品の『世界観』についてスマホ撮影前に考えていてほしいことについて書きました。

 

 

講座参加者さんには

今どんな写真を撮っていて

どんな写真を撮れるようになりたいのかを

知るために事前にアンケートを書いて頂いています。

 

その中で多いのが

 

世界観のある写真を撮れるようになりたいです

 

という希望。

 

 

「世界観を出す写真を撮るにはどうしたらいいですか?」

 

と聞かれ時に私は

 

「受講者さんのハンドメイド作品の魅力は何ですか?

 どんなイメージでどんな人の手元に届けたいですか?」

 

と聞きます。

 

この答えがすぐに返ってくる方で

ハンドメイド作品自体の方向性が固まっている方には

「世界観」に繋がるようなスマホ撮影をお伝えできるのですが

 

 

その答えがまだ曖昧な方には

スマホ撮影で「世界観」を出すことはできなのです。

 

それは

 

・フォトグラファーに対して使う「世界観のある写真」と

・ハンドメイド作品の写真に対して使う「世界観のある写真」

 

では全く違う意味合いで使われているからです。

 

 

 

フォトグラファーの世界観

 

・使っているカメラやレンズの特徴や設定

 

・その人の写真の切り取り方

 

・撮影後のレタッチ(編集)

 

 

によってその人らしさが見える写真の事。

 

 

ハンドメイド作品の世界観

・作っている作品のイメージ

・作っている作品を届けたい人のイメージ

・作品が一番魅力的に見える撮り方

 

と、あくまで『世界観』の主役はハンドメイド作品になるので

まずは自分が作っているハンドメイド作品の

魅力をしっかり理解してから

 

それを伝えるためにスマホ撮影をどうしていけばいいのかを

考えいくようにしてみてください。

 

そして気をつけて欲しいことは

フォトグラファーは世界観を伝えるために

色を変えたり、乗せたり、鮮やかにしたりしますが

 

ハンドメイド作品の場合は

販売が目的になるので

作品の色や形が正しく伝わるように撮ることが

世界観を出す時でも一番優先せれて大切になってきます。

 

 

ハンドメイド作品をスマホ撮影するときのヒント

 

 

この二つの写真は同じピアスをスマホ撮影していますが

印象が全く違って伝わりませんか?

 

このピアスは \アンティークガラス/ を

使っていることが魅力のハンドメイド作品です。

 

1枚目 → ガラスのアンティークなイメージを伝えたい写真

2枚目 → ガラスの透明感を伝えたい写真。

 

という風に

 

ハンドメイド作品の魅力が誰にどう届いてほしいかを考えて

スマホ撮影をしていくうちに

だんだんと世界観が固まっていくので

 

まずは作品と向き合うところから

「世界観作り」を始めてみてくださいね。

 

 

【 世界観作りの例 】

 

〈 ナチュナルなイメージの作品 〉 

 ・白木目や白レンガの爽やかな背景

 ・くすみのないグリーンや明るい色の花の小物

 ・朝のような透明感のある光

 

〈 フレンチシック 〉

 ・英字新聞や楽譜など少し色褪せした紙の背景

 ・くすみカラーやアーティフィシャルフラワーの小物

 ・雲を通したようなしっとりした光

 

〈 アンティーク 〉

 ・濃い茶の重厚感のある木や石の背景

 ・ドライフラワーやゴールドの気品を感じる小物

 ・中心が明るくて周りが暗くなるロウソクの火のような光

 

他にも、シック・ゴージャス・ポップ…などなど

 

自分の作品と向き合って

ハンドメイド作品の世界観に合わせて

小物スタイリングやスマホ撮影をして

世界観撮影を楽しんでいきましょう。

 

 

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