エヴァと出会ってよく話すようになっ頃、

お互いの印象の話になって、

その時 私はエヴァに

「エヴァは葉っぱのような人だよね😊」と言った。

 

「そういうふうに言われたのは初めてだ。

つまり僕は私は柔らかくて軽いってことかな?🤔」

ってエヴァはいつものように私の言葉の意味を考えた。

 

「いや、そういう意味じゃなくて…

たくさんの葉は海のような美しい音を立てるでしょ?

それって 誰にも不快にさせない最高の癒し音楽。

そして葉は日陰を作って地面に美しい模様を生み出す。

葉は人や動物を暑い日差しから守って、

最高の休息場所を作る。

秋になると黄色や赤色に色づき、また違った表情を見せる。

冬が来て地面に落ちるとき、美しく最後の踊りをする。

そして地面に落ちた後も風とともに美しい音楽を奏でる…

シンプルだけど人間になくてはならないもの…

私が言いたかったのはこういうこと😊」

 

「なんて素敵な表現なんだろう…🥲✨

君はなんて素敵な意味をそこに込めているんだろう🥲✨

僕にその考えをシェアしてくれてありがとう😇」

 

私にとってエヴァは

私の想像を遥かに超える回答をする

珍しいタイプの人間だったの。

 

柔軟性があるというか

感性が優れているというか…

 

明らかに普通の多くの男性とは異なってた。

 

私がどんな状態でも

エヴァは変わらずいつも通りそこにいてくれる。

どんな私でも拒絶せずに受け入れてくれる。

だからきっと自然の『葉っぱに似ている』と

エヴァに言ったのだろうと今となっては思う🤔

 

そしてエヴァは私に

「君は春のような人だ🌸」と言った。

「芽吹きそのものを連れて来る人という意味や

始まりを告げる人というだけじゃなく、

君は命そのものだ」と。

 

そして

「花で例えるのならHepatica。

なぜかわからないけど、

君を見ていると青色のイメージが脳裏に浮かぶんだ。

僕は今まで人に色を感じたことはないから、

これは初めてのことなんだけど🤔」

とも言った。

 

…これは全部

まだお互いに顔も知らない文通友達時代に言われて

今でも印象に残っている言葉✉️

 

 

Hepaticaは日本語で

『雪割草』や『ミスミソウ』と呼ばれる花で、

少し日本のスミレのような小さな花🌸

 

 

エヴァの国では

この花は春の訪れを告げる花とされている。

 

何も色のない冬の枯れ草の中で

春が始まる一番最初に

色を持って咲いてくる小さくて繊細な花🌸

 

北欧圏ならではの長く寒い冬が終わり、

束の間の春の訪れを感じさせる花🌸

 

目にした時に

これから変わり始める何かに

心を膨らませる花🌸

 

 

「君の言葉は不思議だ。

君の言葉には色がある。

君の言葉から匂い、光、風、音を感じることができる。

だから僕は君の言葉を読むのがとても好きだ😊」

エヴァはいつもそう言っていた。


 

私たちはお互いに同じことを感じていたのかもしれない。

エヴァが私を春に例え「命そのもの」と言ったように、

私はエヴァを葉っぱに例え「自然そのもの」、

延いては「命そのもの」だと感じていたのかもしれない🤔

 

 

そしてこの会話の後、

英語の詩の引用なんだけど

エヴァが私に送った詩がとても素敵だった🦋

 

Butterflies don't know the color of their wings 
蝶は自らの羽の色を知らない
But human eyes know how beautiful it is. 
しかし人間の目にはその美しさが映る

Likewise, you don't know how good you are, 
同様に、人は自らの良さを知らない
But others can see that you are special.
しかし他者はあなたがいかに特別か知ることができる

 

 

 

エヴァはよく

「自分はなんの才能のないただの凡人👱🏻‍♂️」

「世界の隅っこの方にぼんやり存在している人間👱🏻‍♂️」

ってめちゃくちゃ自分を卑下して言うんだけど

私はエヴァのこういう隠れたセンスがすごく好き🌼

 

美しいものを美しいと言って

愛しいものを心の底から愛すことができて

自分と違うものでも共存していくことができて

悲しい時に涙を流せる…

それって簡単なようで案外難しいもの。

 

希少難病のせいで体が生まれつき普通の人と違って

そのせいで感受性が以上に高くて

人が感じないようなことまで感じることで

社会の中で浮いてしまって

色々生きにくい人生を送ってきた私にとって

同じような感性で会話ができる人と出会えたのは

本当に奇跡的だと思う。

 

 

エヴァはそれを詩でこう書いてた。

 

君の声を聞くとき、

それはまるで別の世界を聞いているみたいだ。

そこはここよりずっと完璧で

存在せずに存在できる場所。

 

 

 

“存在せずに存在できる場所”

 

形ないものが、

形あるように存在している世界。

 

あ、幽霊とか魂とか

カルトやスピチュアルの話じゃないよ?😂

 

香りや光、

体に感じる太陽の温かさとか

生ぬるい風が肌を掠める感じとか

人間が抱き合った時の温もりとか…

そういう自然の

『目には見えないものを感じる感覚』を

エヴァは書いているんだと思う。

 

 

『言葉の外側で通じ合える何か』

 

それをお互いに感じられるって

すごいことだなっていう話🤭ふふ🌸