あらしのよるに

あらしのよるに きむらゆういち

小学校のとき国語で読んだとおもいます。友情？愛情？
土曜か日曜にアニメやってますね、見たことないけど。

なんとなくなあらすじ
羊のメイと狼のカブが捕食関係を超えた愛情を育む話。

小さい時読んだことあると思ったけど、最近アニメやってるみたいだしまた読んでみました。
こんなに話長かったっけと思いました。
愛を貫いた2人(2匹?)は幸せそうな顔して死んだのだそうだけど、死んではじめてハッピーエンドだなんてちょっと寂しいです。
基本的に都合良く仲良く2人は日々を過ごしていくような話だと思っていました。
しかし、何度も何度もメイはカブにとってのエサになりかけるし、メイも何度もカブを信じられなくなるし、恋愛のようだと感じました。

白いしるし

白いしるし 西加奈子

Amazonの詳細では失恋小説って書いてあって、たしかに失恋小説でした。

なんとなくなあらすじ
白い絵の具ばかり使う浮世離れした『間島昭史』に惹かれた自分に嘘をつけない絵描きの女の話。


自分に嘘がつけない夏目
種違いの恋人がいる『間島昭史』
何匹もの血が濃い猫と暮らしながら恋人を待つ瀬田
バツイチでエゴと感動の隙間で動けなくなっていた塚本美登里
皆いびつで不器用で切なくて狂ってて愛おしくなる話でした。
ぐちゃぐちゃで報われないのに読後の感覚は爽やかです。
きっとこんなに心動かされたのは、主人公に上手く感情移入したらでしょう。
途中『間島昭史』が愛おしすぎて、わたしまで喉かからからで切ない気持ちを感じてしまいました。