母の侵食は衣服にも。。。
なかなか買って欲しい服は買って貰えず
母なりのイケてる服を毎日着せられた。
そんなとき、クラスでシラミ事件がおきた。
私は該当の子どもと同じ教室で
スイミングも一緒だった。
私の髪にもシラミがついていた。
母はチンパンジーのように私の毛繕いをした。
薬剤をかけたり、母は様々試した。
そして飽きたようで途中で何もしなくなった。
私はというと、シラミが歩いているのを見つけては
潰し、卵らしきものがついてればその毛を抜いた
血を吸った直後のシラミは赤くて
徐々に血を吸われる痒さに敏感になり
今どこにシラミがいて血を吸ってるか
即座に分かるようになり、
そこを掻いたり、その毛を抜いたりすると
血で腹を膨らませたシラミを確保出来た
母は駆除に様々なシャンプーやお酢を
私にスプレーしたが効果はいまいち
私がピンポイントで潰していくのが
一番効率的だった
捕まえるのもみつけたぞ!とはまっていた
そして自分のなすことが全て効果がなく
私が髪の毛を抜いて処理をするというのが
嫌だったようで、抜くな!と言い出した
まだインターネットも普及してないとき
どうやって他の方法を探せば良いのか
途方にくれた
そして終いには母はこう言い始めた
シラミなんてホントに居るの?と。
え?何回も生け捕りして見せたよね?
びっくりです。
そして私の闘いのかい?あって
シラミは駆逐されましたが
残ったのは無惨にむしられた頭でした
シラミをやっつける快感とともに
私は髪を抜いてストレスを吐き出す
抜毛症になっていたのです。
母はシラミなど最初から居なかった
お前は頭がおかしいと言い出し
恥ずかしいから学校に帽子をかぶっていくよう
言われました
母が用意したのは病気ですというような
ニットの帽子ではなく、紫のベロアの帽子
担任はすぐに察知し、周囲もやっとか…
という反応で誰も帽子には触れませんでした
ある日、担任が出張のため、教頭先生が
代わりに授業をした。
そして、私に
授業中は帽子を脱ぎなさい
そんなにお洒落したいのか?
と注意しながら近づいてきました
仕方がないので帽子をはずすと
驚いたようすで、
すまなかった、今すぐ被りなさい
と言った。
ある日、同級生のお母さんに学校で会った。
ひさしぶり~元気?
病気で学校行けないってお母さんから聞いたけど大丈夫?心臓って手術とか大変よね!
いつでもうちの子のノート貸すから相談してね!
と言われた。
母は髪の毛のなくなった私を病気と話し
学校もしばらく休ませようとしていた。
まだ身なりに頓着が無かった私は
母の選ぶ服を来たマネキンだった
そのマネキンに髪の毛がないのは
相当嫌だったと思う
だが母はなんの手立てもしてくれなかった
そして忌々しげに私を見ていた
私がそこから復活するには
多少妄想的なお花畑の力を借りた
幼馴染みで遠方に離れてしまった
さとし君と再会する日が近い!
こんな姿では嫌われてしまう!と
そんな意味不明な思い込みで
約3か月で髪は生え揃い
抜毛の癖もウズウズしながらも
無くならない程度にちょっと抜く
という微妙なラインに着地
そして母は言った
私がイロイロ試して付きっきりで
世話したおかげだ、と。
多分続きます。
