翌朝(8月10日)
「おはよ~」と声を掛けオムツをチェックすると
真っ黒いドロッとした便が出ていました
覚悟をしていなかった訳ではありませんが、
血液検査の結果も思いのほか良かったし、
後ろ脚がかなり弱って補助ハーネスがなければ歩けなくなっていましたが、
補助があれば歩けていたし、オシッコも自力で出来ていたし、
もって年内とも言われていましたが、
根拠は全くないけれど、
小豆はもっと生きられる!大丈夫!と思っていました。
まさかこんなに早く・・
主を起こし、
小豆はダメかもしれないと告げ、休みだった主に日中見守ってもらうことに。
私はとりあえず職場に行って
迷惑がなるべく掛からないように仕事をやっつけて
昼前に帰宅させてもらいました。
「小豆~、帰ったよ~。」
勢いよく部屋へ入ると
静かに寝ている小豆に、主が静かに寄り添っておりました。
オムツも何度か替えてくれていて、その度にオチリもきれいにしてくれていたようですが、
黒い便は止まらずに出ていました。
しばらく小豆の側でさすったり、声を掛けたり、泣いたり、
ネット情報だと、息を引き取る前には痙攣をおこすこともあるとありました。
その通り、痙攣が始まりました。
体温も下がるそうなので、薄いブランケットを掛けてとにかく撫ぜて
声を掛け続けました。
(思い返すと、相変わらずしつこくてうるさかったね。。。ごめん
でも、いつもそうだから諦めて慣れっこだったよね)
痙攣している時間は想像以上に長かったです。
やっと痙攣から解放されて、呼吸も穏やかになったのが夕方の4時頃でした。
その後は寝ているように
少し動いていた耳が動かなくなって、私達にははっきり見極めることが出来ないくらい
静かに息を引き取りました。
我が家にきて16年と8日でした。
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我が家の宝もの 小豆
本当に可愛かった。
いつもアズさんは優しかったね。
私はどうだったかな?
沢山反省することもあって、
ありがとうとごめんなさいの気持ちでいっぱいです。
16歳は決して短くはない犬生のようだけど
やっぱり短いよ
共働きだからお留守番も頑張ってくれてたね!
今真っ暗い家に戻ると、小豆もこうやって一人で私たちの帰りを待っていたんだなって思う。
淋しかったよね。ごめんなさい。
介護がきつくて辛いことも多くて、自由も減って
いつまで続くのかと思ってしまうこともあったけど、
ギャン吠えがなくなってからは、介護が苦にならなくなって
睡眠不足にも慣れて、一緒に居る時間が愛おしくなって
もう、介護全然OK 余裕って感じだったのに
そしたら、こんなにあっという間に去ってしまって。
主と共に看取ることが出来たのは私達のせめてもの心の救いです。
いろいろな所へもいって、楽しいことも沢山あって、思い出もいっぱいあるけど、
やっぱり小豆が居ないのはとても淋しい。
こんなに長い間一緒に居なかったことがなかったから不思議な感じだよ。
今日9月10日は月命日
あっという間の1カ月だったよ。
やっぱりまだアズさんのいない毎日に慣れないよ。