わーい、わーい。
わーい、わーい
何が嬉しいかというとですねー、
今日仕事帰りに本屋に寄りました。(ツタヤは1時まで開いてて助かります)
すると、
この前書いた、これを見てくれている人の大半が興味ないであろう『日本の名レース100戦』。
あれの最新号が出てました。
わーい、わーい
あんまり嬉しいので、
このまま勢いで、他の休刊・廃刊になったら困る、でもそうなる恐れのある雑誌を紹介します。
まずは『F1 MODELING』。
これはいいですねー。
F1マシンに焦点を当てまくってるんです。
こいつは一度廃刊の危機がありました。
っていうか出版社がつぶれたんですね。
でも惜しむ声が多かったんですかね、
出版社を変えて復活しました。
けどかなりマニアックなんで今度も予断を許しません。
つぎはやっぱり『レーシングオン』でしょ。
これは僕中学生のときから買ってます。
まあ最近のレーシングオンはどうかと思うところもあります。
(懐古趣味過ぎなんですよねー)
90年前後の1日15日の月二回発行時代が最高でしたね。
でもやっぱりなくなると困ります。
ほんっと困ります。
まともなレース雑誌ってこれだけですからねー。
メディアの種類が増えて、紙媒体が苦しい時代です。
でも紙媒体の良さってありますよね。
っていうかあると僕は思っています。
辞書も僕は絶対電子辞書ダメだし。
車のナビも嫌いです。地図でしょ、地図。地図見るのは大好きです。
けど50年後はどうなってるんでしょうか。
案外廃れてないと思うんですけどね。紙媒体も。
結局職場から紙はなかなかなくならないわけですからね。
あー、でも50年後はどうかなー。
オフィスからなかなか紙がなくならない理由の一つは心理的な理由だと思いますが、
50年経ったらなー、どうなってるんでしょう。
特にこの問題について研究したことのない僕には予測できません。
でも『レーシングオン』にはずっと続いてほしいですね。
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古文単語その12
今日は「おぼつかなし」です。
こいつの「おぼ」の部分は「朧月夜」の「おぼ」と一緒です。
「朧月」ってどんな月ですか?
かすんでてぼんやりした、はっきりしない月ですよね。
なんでね、「おぼ」ってのはぼんやりしてはっきりしない感じなんです。
だから「おぼつかなし」ももともとは「はっきりしない」とかそんな意味なんですね。
そこから他の意味も覚えましょう。
例えば3年後の将来のことを考えてみてください。
「どうなってるかな? ちゃんと大学生になってるかな?」とか
「ちゃんと生活できてるかな?」とかね、
思ったりするじゃないですか。「気がかり」ですよね。「不安」ですよね。「心配」ですよね。
なんで「気がかりだ」「不安だ」「心配だ」と訳すんですね。
でもでも逆にそういう「はっきりしない」将来が「待ち遠しい」人もいるかもしれません。
「どうなってるかな。わからんけど、早く3年後来てほしいな」なんて人。
ということで「待ち遠しい」とか「じれったい」とかも訳すわけです。
入試問題です。
とばかりあれば、文ささげて来る者あり。そこにとまりて、「御文」と言ふめり。見れば、「昨日今日のほど、なにごとか、いとおぼつかなくなむ。人少なにてものしにし、いかが。言ひしやうに三日さぶらはむずるか。帰るべからむ日聞きて、迎へにだに」とぞある。 (『蜻蛉日記』)
下線部の現代語訳として最も適当なものを次のイ~ホから一つ選べ。(関西学院大)
イ うまくいかなくて
ロ うまくいかないので
ハ 気がかりだろうから
ニ 気がかりで
ホ はっきりしないので
さてどれでしょう。
えー、これは、作者・藤原道綱母が夫・藤原兼家をおいて旅に出た場面です。
そんな作者のもとに夫から手紙が届いたんですね。
その手紙に「いとおぼつかなくなむ」と書かれていたわけです。
「おぼつかなく」って言ってんだからハかニかホというのはすぐわかりますよね。
あとは「なむ」の識別ですが、
何の「なむ」でしょう?
「おぼつかなく」は連用形ですね。
(未然形ではないです。形容詞の活用は「く・く・し・き・けれ・○」って覚えますが、でも未然形のところは○でもいいぐらいですから。「○・く・し・き・けれ・○」と思ってもらってかまいません。)
普通、連用形+「なむ」は、
強意「ぬ」の未然形+推量(意志)「む」
と覚えるわけですが、
でもこれは違いますよね。
だってそれだったら連用形は連用形でも
「おぼつかなかり」っていう補助活用のほうの連用形になるはずです。
(補助活用(カリ活用)ってのは下に助動詞が続くとき使うんです)
そうなってないってことは、この「なむ」は助動詞ではない。
でも未然形+「なむ」でもないから願望の終助詞「なむ」ではない。
ってことはもう係助詞の「なむ」しかないですね。
だから推量の訳をしているハはダメ。
で、下線のあとで、「いかが」って気にしてるしね。
だからこれは気がかりなんでしょ、妻のことが。
なので二ですね。
はい今日は「なむ」の識別もからんできて楽しかったですね。
また明日ー。
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がんばっていきましょう
古文単語その11
今日の単語は「つきづきし」です。基本単語ですね。
これも語源の動詞から覚えるといい単語です。
「付く」が二つくっついて「付き付きし」なんですね。
で、例えば、あるクルマが僕にぴったり「くっついている感じ」だとします。fitしているとします。
ロードスターと僕とかね。
すると、似合ってますよね。ふさわしいですよね。
なので「つきづきし」は「似つかわしい」とか「ふさわしい」とかの意味を表すわけです。
ふさわしいでしょ、似合ってるでしょ。僕とロードスター。
なぜか、塾生に見られると笑われますが・・・。
ホントなんで?
入試問題紹介。
この初瀬に添ひたりし阿闍梨と同じやうなる今ひとり、何事のあるにか、つきづきしき程の下﨟法師に火ともさせて、人も寄らぬうしろの方に行きけり。
下線部の訳として、最も適当なものを次の中から選べ。
ア みっともない
イ 貧相な
ウ ありふれた
エ 似つかわしい
オ 立派な
はい、ちょー簡単。
エですね。
「付く」が語源だってことを知っていれば簡単。
ではまた明日ー。
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古文単語その10
今日の単語は「かたらふ」です。
ちょうど今日の授業で出てきたので。
こいつはですね、
もともとは「語る」+「ふ」なんです。
「ふ」ってのは、古い古い助動詞で、
だいたい奈良時代ぐらいまでかな、
それ以降は助動詞としては使われなくなって、
この「かたらふ」みたいに動詞にくっついた形でしか使われなくなった、そんな言葉です。
で、「ふ」は反復とか継続の意味を表していたんですね。
だから「かたらふ」は、もともと「繰り返し語る」「話し続ける」なんて意味だったわけです。
例えば、僕がある女の人と「話し続け」ていたとしましょう。「繰り返し語っ」ていたとしましょう。
そしたら僕とその女の人は、けっこうな仲でしょ。ね。
ということで「かたらふ」は、「親しく交際する」とか「夫婦の約束をする」なんて訳すんですね。
では入試問題。
まま母、なほ、この事をそねみて、むくつけ女にささめき合はせて、「此の姫君を、さしもなからんずる下衆に盗ませばや」と言へば、むくつけ女、うち笑みて、「うばが兄の主計の助とて、七十ばかりなる翁の、目うちただれたるが、此の程、年ごろにはなれて、人を語らはんとするに、聞き入るるものもなきに思ひわづらひ侍るに、此のよしを申さばや」と聞こゆれば、・・・。 (『住吉物語』)
下線の「人を語らはんとする」とはどう思うことか。最も適当と思われるものを、次のなかから選べ。(立命館大)
1 親しい人に相談しようと思う
2 亡き妻を手厚く葬りたいと思う
3 後妻をはやく迎えたいと思う
4 近親者を養子にしたいと思う
5 仲間をひろく集めようと思う
えー、住吉物語ですね。継子いじめの話です。
継母は姫のことをねたんで、しょうもない男に姫を盗ませたいと思ってるわけです。
そこでむくつけ女は提案しました。
「うちの兄がね、70歳ほどなんっすけど、最近長年連れ添った妻と別れたんっすよ。
で、『人を語らはんとし』てるんっすけど、まあ聞き入れてくれる人がいなくてねぇ」
はいどれでしょう。
親しく交際しようとしてるんですよね。ってことは・・・、
3ですね。
はいもう一度言っときますね。
「かたらふ」は「語る」+「ふ」。
「ふ」はもともと反復・継続と意味。
だから「かたらふ」は「語り続ける」。
「語り続ける」ってことは「親しく交際する」「夫婦の約束をする」。
ではまた明日ー。
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