今、長女は小学校1年生です。

 

今日は、長女を出産したときの話を。

 

 

 

予定日は12月1日だったので、

11月から産休に入らせていただきました。

 

会社で初めての産休!ありがたやーーおねがい

 

誰も産休を取ったことがないし、

会社としても初めて。

初めてのことは誰もよくわからない。

 

私、産休前にこんな会話をしていました。

 

「高橋さん、いつから復帰できる?」

 

「えーーっと。。。」

 

「改編もあるし、4月とか?」

 

「はい!大丈夫です!!」

 

 

 

 

予定日より少し早めの11月29日(いい肉の日)に出産して、翌年の4月からフルで復帰。

 

9:00−11:00生放送「ファイン」を

なんと1週間まるまる担当することになっていました。

 

新しい番組だったので、打ち合わせとか取材とか

実際は3月からばたばたしていて、4月スタート。

 

 

 

・・・・・って。

 

 

 

 

 

体が悲鳴を上げるのに、

時間はかかりませんでした滝汗

 

 

 

 

 

扁桃腺炎になり、39度の熱。

「ラジオでよかったー」と思いながら

おでこに冷えピタを貼って生放送したり。

 

11時に番組が終わると、すぐに病院へ行って点滴をしたり。

 

慣れない抱っこで、腱鞘炎になった手首を

包帯でぐるぐるに巻いて放送したり。

 

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なんだか、記憶がもう曖昧になっているくらい

熱を出して放送することが多かった。

 

 

 

毎日毎日、精一杯だった。

毎日毎日、おっぱいが痛かった。

 

 

 

 

産後3か月で復帰して、1年で10キロ痩せました。

(あ、今はちゃんとリバウンドしてまーす。汗)

 

 

 

そんな、ある夏の日。

イベントの司会をしていたんだけど、

だんだん背中と腰が痛くなってきて、立っていられないほどになった。

 

目の前の机に体重を預けながら、

冷や汗をかきながら、

痛みでもうろうとしながら、なんとかイベントは終了。

 

もう痛くて歩けなくて、

タクシーに乗せてもらって、家に帰りました。

 

 

まだ1歳だった娘のお世話をして寝かしていると

いよいよ腰と背中の痛みで、息が出来ない。

 

熱を計ると、39度。

 

 

明日からまた生放送だ!!

休めない!!どうしよう!!

 

 

娘を夫に見てもらって、自分で救急病院へ行きました。

その救急病院は、その日はちょうど小児科しかしていないということでまた自分で泣きながら運転して、紹介してもらった病院へ。

 

 

 

倒れ込むように受付の横にあったソファーに座っていました。

ソファーの茶色とか匂いとか、ちょっと破れている感じとかやけに覚えています。。。

 

 

尿検査、血液検査をして、点滴。

 

点滴をしていると結果が出て、

「腎盂炎&膀胱炎」でした。

 

 

 

点滴を受けているベットの中で、小さな違和感を感じた。

 

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あれ?

 

わたし、なにやってるんだろう??

 

 

なんのために?

 

だれのために?

 

 

なにをやっているんだろう?

 

 

 

 

答えは出ないけど、涙は出た。

 

点滴をしながら、悲しくないのに、泣いていました。

 

あれーー?わたし、なにやってるのかなー?と

ただ泣いていました。

 

 

みーちゃんに会いたいな。

ちっちゃい体を抱きしめたいな。

匂いをかぎたいな。寝顔を見たいな。

小さな小さな手を触りたいな。

朝起きたとき「おかーたー」と明日も言ってくれるかな?

 

 

そんなことを思いながら、ただ涙がでていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

点滴で熱が下がって楽になって、

夜中だったけど、ディレクターに電話をした。

 

「腎盂炎と膀胱炎で、腰が痛くて、歩くのがしんどい。明日、スタジオに行けるか自信がない。」と。

 

 

寝ぼけていたディレクターさんは、

こんな答えをくれました。

 

 

 「そうかー。大変やなー。

   明日はタクシーでおいで!

  あ、会社の冷蔵庫に僕の座薬が入っとるから、

 あげるわ。使ってもいいよー。」

 

 


( ˙-˙ )・・・

 

ぼくのざやく・・・

 

 

いらん!!!!!!!笑!!

断る!!!

 

 

 

 

その答えに、なんだか元気になって

夜中にまた運転して家まで帰りました。

 

 

 

結果。

 

翌日は普通に運転してスタジオまで行き、

ディレクターに座薬をもらうこともなく、

無事に生放送もできましたけど。笑。

 

 

 

 

ただ。

 

 

あのとき。

点滴をしながら感じた違和感は、

いつまでも私の中に、

今も私の中に、

小さなトゲとなって残っています。