悪魔の反論術―気づかれずに、相手を自分の主張へ導く心理学 https://www.amazon.co.jp/dp/4828413537/ref=cm_sw_r_cp_api_i_75ogFbA97X7JW


 

「議論でやり込めたい。あいつを。完膚なきまでに。」

 

大人げないことはわかっているけど、会議でどうしても相手を論理で屈伏

させることができなくて、臍を噬んでいる。

 

なぜ、あんなに上から目線なのだろう。

なぜ、私の意見を「合っている 間違っている」とジャッジするのだろう。

この場所は皆で意思決定をする場ではないのか。

 

実にならなかった金曜日の会議。週末はこんな事ばかり考えていた。

きっと相手は今頃パフェ喰ってるのに。
 

すでにわたしの目的はこの会議で最善のアウトプットを出す、ということではなく

アイツをやり込めること、それ以上でもそれ以下でもなくなっている。

 

そこで図書館で手に取ったのがこの本だ。

 

「悪魔の反論術」どんな相手にも負けない こっそり、確実に人を動かす 心理テクニック満載

 

本書の構成は以下の通り

 第1章 反論の基本メカニズムを知ろう

 第2章 反論に当たって気をつけ流べき法則を知れ

 第3章 どんな相手にも負けない反論の心理テクニック

 第4章 気づかれずにこっそり人を動かす㊙︎テクニック


 

 1章ではまず、なぜ、反論が必要なのか、反論ができない人は反論をためらう理由、

 そしてためらう必要がないことが説かれていた。

 ちなみに私の置かれている状況は「反論できない」のではなく、「反論が相手に届かない」

 ので、私はためらったりしていない。

 この章では論理でなく、感情で攻める方が良い、とおよそビジネスであるべきとされる

 姿とはある種真逆の方策が書かれていた。

 私のいま対峙する相手は理屈が理解できないときは思考を停止してしまうので

 この方法は使えそうだと感じた。

 

 最も実績的だったのは2章で、有益だと感じる内容が多かったように思う。

 まず、反論する前には相手の警戒心を解き、(褒めまくるなど)ガードを落とした

 状態で切り込むべき、とあった。確かに、相手が反論されると予想してガチガチに

 警戒している状態では、取り付く島もない。そういった状況はここのところよく遭遇している。

 ここは積極的に取り入れていきたい。

 ただ、「たっぷり笑わせて愉快な気持ちを引き出せ」との策は、ユーモアを交えて楽しい

 雰囲気を作れば受け入れられるとのことだと思うが、ここはいま実践しているが、

 雰囲気がよくなったところで、主張が受け入れてもらえたかというと、ちょっと違うと思う。

 最も考えさせられ他のは「最後の最後の選択は”沈黙”」という方法。

 私は沈黙を過度に恐れるタイプなので、自分の発言によっても、それ以外でも、場が沈黙する

 ことに耐えられす、安直に発言してしまうことがある。それで形勢が悪くなることが多かった

 ような気もする。

 

 「沈黙には沈黙を」

 

 できるかな。

 

 長くなったのでこの辺で。最初だし。