いざ帰国!!(最終回)
今日日本へ帰ります。ということでこのブログもこの記事で最終回となります。
今ロサンゼルス国際空港近くのホテルにてこのブログを書いています。あと数時間後にはアメリカを発ちます。あっという間の2年間、そして留学前はこんなにも充実した2年間になるとは想像もしていませんでした。
MBA(経営学修士)取得を目指した2年間ですが、マネジメントを学ぶことに加え様々な財産を得たと思います。様々なバックグランドを持ったクラスメート達との交流、異文化に触れることにより自分の視野の狭さに築いたこと、そして自分を見つめなおした時間など、留学をせずに銀行で働いていたら得られなかったことばかりです。
そもそも海外志向は強くなく、締切日当日になんとなく申し込んだ社内MBA派遣でしたが、本当に手を挙げてよかったと思います。TOEFLで胃が痛くなった経験も今となっては微笑ましいです。
昨日クレアモントを去るときこの2年間当たり前だった学校や図書館などの風景に寂しい気持ちがありました。しかし飛行機を待っている今は不思議と寂しい気持ちがありません。今は充実した経験を出来、本当に楽しかった2年間に感謝です。家族を初め多くの方々に感謝の気持ちで一杯です。またこの2年間ブログを読んで頂いた皆様にも感謝です。留学生活が懐かしくなったらこのブログを読みかえしたいです。
さあ、2年ぶりの日本、どの様に自分の眼に写るか楽しみです。
帰国準備
明日アパート引き払い、明後日の便で日本へ帰国します。
帰国前の慌しい中、帰国に向け諸手続きが必要です。電気解約、ガス解約、携帯電話の解約、インターネットの解約、アパート引き払いの手続き、郵便の転送届けや銀行口座に管理(送金や解約など)。そして車や家具等の売却などあります。個人差はありますが、けっこう大変です。
電気やガスの解約は電話またはオンラインで簡単にできます。2年前に契約した時は電話で何を言っているのか聞き取れず英語力のなさを痛感しましたが、今回は問題なくすんなりと手続きが進みました。
英語力が上がってもアメリカのサービスレベルはこの2年間で改善されず、郵便局や銀行では電話のたらい回しやメールの回答内容と店舗での回答内容が異なっていたりして、事が進まないこともありました。なんでこう1回ですんなりいかないのだろうと何度も思いました。
家具の売却はけっこう面倒。オンラインの掲示板(おもに日本人コミュニティ向けのびびなび)に登録して売りましたが、限られた時間で全て売ることができずいくつかは捨てることになりそうです(もったいない)。またこの1週間はお世話になった人などに会ったり、クラスメートと食事をしたりと忙しく時間が過ぎていきました。今日はクレアモントビレッジで昼をとり、カフェしクレアモントを最後に満喫。のんびりとしたクレアモントを離れるのは寂しいス。
Revaitalization
【概要】
1年次に履修した必修科目のOrganizational Behaviorの上級編の位置づけ。毎回のケーススタディを通じて授業が進行される。学期の初めには個人に焦点を当てどのようにして組織の中で生き残るか(キャリアチェンジも含め)を学び、その後リーダーとして組織変革をどのように実現させるか(MindsetやBehaviorの変革)、組織内においてアントレ精神をどう実現させるか、そして組織内におけるリーダーの役割や責任について学習。Revitalization(再生)という単語からは企業再生のクラスをイメージするが、このクラスは自分自身の組織における成功が主テーマであった。まさにHuman Orientedであるドラッカースクール的な科目である。
毎回のディスカッションはデマンディングであり、発言をしないと教授からコールドコール(指名)されたり、迂闊に発言するとwhy?と教授から質問攻めに合う。しかし教授自ら執筆したケーススタディ(ハーバードビジネスレビュー)であり、議論は深く毎回の講義はよく構成されており、3時間の講義はあっという間であった。評価はクラス貢献50%とファイナルペーパー50%。
【教授】
ハーバードビジネススクールで10年間教鞭をとっていた当校の看板教授であるSathe教授。生徒に対してFairであることを心がけており、一部の生徒がディスカッションを独占しないようにするなどディスカッションマネジメントも素晴らしい。個人的にはドラッカースクールの中で最もプロ意識を感じる教授であった。
【その他】
このクラスは卒業を控えた学生が最後の学期で受講する傾向があり、その分クラス中のディスカッションはデマンディングあり、準備を念入りにする必要があった。卒業後実際にビジネスの場に戻る前に、組織内において自分のパフォーマンスを最大化する要素を学ぶことができた。この講義で学んだことは今後組織内において壁にぶつかった時に活きてくると思う(壁にぶつかる前に回避することも可能)。単なるテクニック論ではなく自分のValueを考えるいい機会であった。