閉じ込められた空間。
それはまさにおおげさでもなくその通り。
母は決まって夜出ていく。
19時頃。
ごはんを食べていても、電話がなれば
そのまま話しながら何も私たちに言わず朝まで帰らない。
晩御飯を作る前であれば
作らず出ていくこともある。
そんな母に私と妹はとりあえず事を荒立てたくない為何も言わなかった。
言えなかった。
むしろ、好きにすれば と思っていた。
が 一番に我慢の限界が来たのは高校生の兄。
母親に怒鳴り、殴り、無理やりにでも遊びをやめさせようとしていた。
父が別居になってから 自分が父親の代わりをするしかない
と考えていたようだ。
不倫にもいち早く感づいていたのだろう。
だが兄のストレスは相当だったようで
話にならず 反省もせしない母に対してどんどん苛立ちが増していった。
その矛先は私だった。
母が勝手な事ばかりしはじめたとき 私の門限は19時。
19時を1分でもすぎると 兄は私に暴力をふるった。
高校生の男の力はすごかった。
私は毎日あざだらけ。
幼い妹は毎日その光景を見て泣いていた。
家を建てて1年間でよくここまで全員の心が壊れたものだ。