　ここに書いたように、どうにも丈が短いことに気づいたトラウザーズがありました。

　寒さが厳しい朝なんかには、ブーツを履いてすら足首が隠しきれずスースーしてしまい、どうにかならんものかと思っていました。

　とはいえ、一度短くしてしまったズボンの丈を長く戻すなんてことはできないだろうという思い込みがあったので、まあ我慢するしかないと考えていました。

　ただ、あるときふと、もしかしてズボンの丈ってのばせるのでは…と思い、調べてすぐに気づきました。できる。できますぞこれは。丈出し（たけだし）というお直しのようですね。

　裾の仕上げがシングルかダブルか等の状況によって、どの程度丈出しできるかが違うらしいですね。どうやらシングルのほうがやりやすいようです。

　問題のトラウザーズはシングルだったし、内側に充分な寸法が折り返されていたので、ちゃんと丈出しできそうです。

　というわけで、修理店で丈出ししてもらうことにしました。

　修理店で、職人さんが問題のトラウザーズを適切な寸法のズボンと比べてみたところ、平置き状態だと「まあ１～２ｃｍくらい短いかなぁ」くらい。おや、あんなに短く感じたのに。

　ところがどういうわけか、履いてみるとやはり３～４ｃｍは足りないのでした。腰のところを高い位置で固定する形になっていたんでしょうかね。

　靴にクッションするよう、４ｃｍほどのばしてもらうことにしました。預けた期間は１週間で、お値段は3,300円でした。

　戻ってきたのがこちら。

　よーく見ると元々の裾の位置がうっすらわかりますが、履いているぶんにはそんな変な感じはしないと思います。

　使ってみたところ、ちゃんと足首が隠れるようになったので暖かさアップ！見た目も長すぎて変ということは全くありませんし、絶対この長さの方がイイ。元が短かすぎだったか、クリーニングで縮んじゃったんですかね。

トラウザーズの丈出し