最近読んだ本
『行動経済学が最強の学問である』 相良奈美香著
”行動経済学”という言葉は自分は初めて知りましたが、
経済活動における人の選択・行動(=購買)を理論化した学問、
いわば心理学と経済学を合体させたもののようです。
簡単に言ってしまうと、”○○をすると人は□□する傾向にある”
というような各種理論で、ネットのショッピングや各種サービス・サイト、テレビCM、その他広告などでその存在をうすうす感じている人も
少なくは無いと思います。”○○をすることで人を□□させてしまう”
というような少し怖い面も感じましたが、読んでいて
”自分もそうかもなあ”と納得してしまう部分も多かったです。
本書は入門書としてそれらを易しく体系化・解説してあって、
自分のような初心者にもわかりやすかったです。
少し話は逸れますが、音楽にも”人の注意を惹く”手法というのが
いくつもあって、音楽をやっている人は意識的・無意識的に
使っているとは思います。例えば静かな雰囲気の歌い出しから
突然歪んだギターと激しいリズムが入って来るとか、逆に
激しい曲の途中で突然静かなパートに切り替わるとか。
ただ色々な人が色々な曲でやり過ぎていて、飽和状態というか
新鮮さが薄くなっている気もしなくないですが。
そのうちAIが行動経済学をベースにして作った曲というのも
出てくるかもしれません。
選択オーバーロード!豆豆!