森絵都さんの『みかづき』とゆう、
本屋大賞にもノミネートされた小説のある部分で、涙が出た。
小説を読んで、涙を流したのは、
西加奈子さんの『サラバ』以来かもしれない。
ある家族4世代の、それぞれの人生が描かれているのだが、
厳しい祖母から、顔をあわせるたびにしっかりしろ、と
説教される孫のストーリーに胸が熱くなった。
病気で入院した祖母への見舞いに行くも説教されるのが嫌で
寄り付かなくなった孫は、祖母が危篤状態になったことを知らせる電話で、祖母と再会するのだが、その姿は、もはや死だった。
しかし、孫の声で、微かに瞳を開け、涙を流し、この世を去った、とゆうエピソード。
厳しく、小言ばかりだが、それは全て、愛しているからである。
祖母は、きっと孫に会いたくて、会いたくて、ベッドの上で
微かな奇跡を期待したこともあっただろう。
しかし、祖母は、そんな気持ちを押し殺し、
孫は、就職活動中の大変な時期だから自分の容態は伝えるな、と他の家族に念を押しているのである。
彼女の強さ、愛の深さに泣いた。
いろんな形の愛があって、愛し方があって、
それを受け入れる器は持ってなくても、
愛を指先でもいいから感じられるようになりたい。
目に見えないけど、確かにここに在る。
わたしの周りにも、溢れている。
温泉気持ちよかったな。
好きだけど、すぐ逆上せるから長湯できない。

