娘が髪を切りに美容室へ行きました。
初めての場所なので、着いていくことに。
店内は明るく、広く、清潔感もあり、
「中々いいね。」と感想を告げるや否や、
娘は呼ばれ、シャンプー台へ。
一人になった私は、置かれている雑誌を読みましたが、
面白くなく、
本棚の目立たない場所に置かれていた少女漫画を見つけました。
背表紙は古くて、薄くなっていて、字もほとんど読めませんでしたが、
かろうじて読めた
【君に届け】
聞いたことあるなあ。
そう思いながら一巻を読みました。
話が面白く、絵も私好みで
スラスラ読めてあっという間に一巻が終わり、
娘に目をやると、
美容師さんと鏡の前でお話ししてる。
「二巻目、読める!!」
爽子と風早の距離がゆっくりと近づき、
学校生活を楽しみつつあるところに、
良からぬ雰囲気を感じて、
「どうなるの?」と胸をドキドキさせながら
次のページをめくろうとした
正にその時、
「お母さん、こんな感じに仕上がりました。」と笑顔の美容師さんと、
照れながら現れた娘。
「この話だけ読ませて下さい。」とは言えず、
代わりに
「とってもいいです。」と感想を述べ、
お金を払い、お店を出ました。
ああ、二巻の続きが読みたいっ!!!!
40過ぎバツイチ子持ちが、
青春ラブストーリーにハマりつつあった
夏の午後のお話でした。