こんにちは
きれいな自分らしい字は
自信と心の豊かさを育む
ママと子どものえんぴつ先生 川鍋薫です。
私は東京都大田区で「香墨(かすみ)書道教室」という小さな教室を開いています。
この春、進級して学年が一つ上がった生徒たち
書道教室でも各学年、取り組む課題がレベルアップします。
ひらがなを練習していた小学1年生は2年生になりカタカナを
硬筆(えんぴつ)課題の文字数が増える3年生
毛筆で新たな筆づかいの練習が増える3・4年生
5年生は文字数が増え、習得してきた筆づかいをより小さな場所で行えるように。
6年生は硬筆課題の用紙からマス目がなくなり、行の中で空間を意識してバランスをとる練習が始まります。
そして中学生、今まで文字の全てだと思っていた「楷書」から「行書」の字体と出会い習得していく過程に入ります。
そんな新たな課題と出会った時の成長の過程があります。
それがこれ↓
成長変化の過程 4段階
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・1段階 「知らない」から「できない」
・2段階 「知ってる」けど「できない」
・3段階 「意識したら」「できる」
・4段階 「意識しなくても」「できる」
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みんな最初は、「知らない」から「できない」です。
例えば書道教室では、初めて筆を持った時はどう使うか知らないから上手に扱うことができません。
筆に含ませる墨の量が足りなくてカサカサの線になったり、逆に多すぎて線はにじみ、ボタボタたれて机の上、洋服まで汚れてしまったりします。(1段階)
ここで「まず筆にたっぷり墨を含ませる。そのあと、筆の先を尖らせるように整えて余分な墨を落とす」と知ります。
でも知ってるけど、できない。何度もボタボタを繰り返します。(2段階)
本人も一番苦しいのはこの期間。知ってしまったからこそ、できない自分に直面する段階です。
そんな中で意識を続けていると、ふとできる瞬間がやってきます。(3段階)
この2、3の段階は何度も行ったり来たりするので「1回できたのにまたできない」は当たり前。
でも「知ってるけど、できない」回数の中に「意識したら、できた!」が段々と増えてきます。
そして繰り返しながら、気づくと「意識しなくても」「できる」状態に(4段階)
「筆に墨を含ませる」の習得が終わり本物の変化が完了し、
そしてまた新たな1段階の分野へ入ります。
新たな1段階が何かはその子によって違っていて、
次は「筆でよこの線をひく」だったり
「あの漢字を筆で書いてみたい!」だったり
「鉛筆もやってみる!」だったりします。
この成長過程を進めている分野はいくつも同時並行していて、
今何を課題としているのか、それぞれの課題がどこの段階にあるかも人それぞれ。
正解に向かってまっすぐ階段を登っていくというより、
螺旋のループでそれぞれが選んだ成長過程を積み上げて自分の字を作っているイメージです。
小さな一つ一つの成長過程を
自分なりに楽しみながら積み上げていくのが一番、と
子どもたちを見て実感します。
香墨書道教室はその一人一人違う成長過程を存分に楽しんでもらう場所でありたいと思っています。
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悩み多い子育ての中、
「字のことは大丈夫」と安心して過ごしてほしい。
3人の子どもを育てながら
書道教室を主催する私の日常や
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