客が何かに気に入らなくて文句を言い出すとよく口にするのが「〇〇年通っている客だぞ」という言葉で、「〇〇年来の客だぞ!」という言葉の裏には便宜を図れ、という意味が含まれている。


この間のジャムを落として「金を払うのか!?」と文句を言った客にように、破損させた商品代金の請求や、有料であるビニール袋を無料でよこせ、という自称常連客など、大体がケチくさい金額でナゾな常連客理論を持ち出す。


本人は常連客気分でいるのかもしれないが、本物の常連客は店側も顔を覚えているし、総じて彼らは友好的だ。常連客としてオーナーとも従業員とも関係を築いているので彼らにしても従業員に横柄な程度はしない。

何より本物の常連客ならこっちも便宜を図るので例えばジャムの瓶落としたら、「今回はいいわよ」ってなるし、袋も必要なら無料であげたりするから、そもそもそんな小さなことで口論になったりしない。 


結論は、「小さなこと」で便宜を図ってもらえないなら、常連ではない、ということ。