一年前にコンポストを作った。
と言っても廃材を組み合わせてドアのついた大きな箱を作っただけでの簡易なものだけれど。

去年庭で出た落ち葉をコンポストいっぱいにつめた。春に気温が上がってくると次第にかさが減ってきて、そこに野菜クズや土などを置いて時々混ぜると秋には立派な堆肥と化した。

野菜や果物のクズはたくさん出るのでコンポストだけでは間に合わず畑に穴を掘って埋め、数ヶ月もすると大体が跡形もなく消えている。初夏から秋口にかけては捨てたジャガイモの皮やメロンの種からどんどん芽が出てくるので何だか自然ってこんなふうに循環してるんだなぁって改めて感動している。


野菜クズを埋めた一角を小さな畑にして枝豆とメロンとカボチャの種を巻いてみた。

メロンもカボチャも小さな実をつけてくれ、枝豆も一握り程度の房をつけてくれた。

そのカボチャを9月に収穫して家に置いたままにしているが、なぜか今でも収穫したままの姿を保っている。 11月にスーパーで買ったカボチャを同じ場所に置いたが、なかなか料理に使えずにいたら1ヶ月後にはカビが生えて皮がフニャフニャになったのに、だ。

以前何かで読んだ「奇跡のリンゴ」という無農薬無肥料で育てたリンゴは腐らずただ発酵したり枯れてゆく、というのを思い出し、私のカボチャも農薬使ってないから腐らないんだろうかと思っている。奇跡のカボチャか?ただ化学肥料はちょっとだけ使っちゃったから来年は化学肥料も使わず育ててみようかと思っている。