ノエル終了。家に帰還。フランス在住日本人でやはりノエル憂鬱な人たちのブログ見ながら「私だけじゃない」と勝手に連帯感持たせてもらって何とか今年も切り抜けた。 ご苦労だったね、私。

義母が良い人なので、ノエル憂鬱って思っている自分にいつも罪悪感持つのよね。フランス住んでいるストレスとノエルのストレスで食うだけ食ったら寝室に引っ込んでいた私。ごめんね言葉もよく話せない異国の嫁で。でも多分これからもずっとこんな感じだと思うから許してね、お義母さん。


それはそうとして、今回義母も別の意味で気の毒だった。

ノエルは義母と義母親族(夫、私、我らの息子)と義母の再婚相手とその親族(前妻との子供で独身の息子オスカル(仮名)、と妻子持ちの息子アンドレ(仮名)、アンドレの嫁と彼らの小さな子供二人、嫁の両親とアンドレオスカルの母方おばあちゃん)の総勢13人。ノエルの食事は昼から始まりそのまま夕ご飯まで食べる予定だったのだが、昼が終わって17時頃、アンドレが気分があまり良くないから帰ると言い出した。するとそれに伴って嫁をはじめ義母の再婚相手側の人たちがオスカル以外全て帰ってしまった。夕飯までの予定だったから義母は13人分の食事を用意しているのに、だ。

そいつらみんな近くに住んでいるんだし、気分悪いったって40歳の大人で大したことないんだからそいつだけ家に帰ればいいんじゃない? なぜ皆帰るの?非常識じゃない?と思うが義母は何も文句は言わない。「たくさん余っちゃったから持っていって」と翌日帰る私たちに沢山食べ物を持たせてくれた。

帰りの車中で夫に、あの家族変だと思う、と話すと夫も腹に溜めていたらしく、

「思うに夜まで居たくなかったんだと思う。明日からスキーに行くって言っていたから。 それならそれでもいい、夕飯まで居たくないなら事前に言うべきだ」

「それに本来なら俺の母にプレゼントの一つも持ってくるべきなのに、彼らの為のケーキを持ってきただけだ。

あの一家(アンドレ家族とアンドレ嫁の両親)はちょっとおかしいと思う💢」と言った。


夫よ、あなたとはいつも意見が食い違うけれど、今回ばかりは一致したわね。

私は2年前からアンドレ一家が常識ないことに気づいていたわよ。 だって2年前のクリスマスの時、子供たちだけにプレゼントを用意しようって事前に取り決めたから、私はアンドレの2人の子供にプレゼントを買って用意したのに、アンドレ家族からうちの息子にプレゼントはなかった。うちの息子だって立派に子供のカテゴリーよ、当時は中学生だったし。 その時は連絡がうまくいってなかったのかなって思ったけれど、その後何のフォローもなかった。

それに夫に言うように、毎年持ってくる自分たちの為のケーキってのがね….どういうことかと言うと、まずクリスマスには義母がブッシュドノエルを人数分以上の量を手作りで用意するの知っているのに、ケーキ屋でブッシュを買ってくる。そのブッシュが皆に行き渡るにはビミョーな大きさで、しかも持ってきた自分たちが先に取る。小さな子供2人が先に取るのは分かる、でもそのあとアンドレとその嫁がケーキを取ってその後に嫁の両親がケーキを取って全員には行き渡らないっていう前代未聞なデザートタイムになるわけよ。普通お土産持ってきた人とその親族って最後に食べんじゃね?って2年前から思っていて口に出さなかったけれど、夫も同じく思っていたのは収穫だったわ(何の収穫かはわからないけれど)。

そしてアンドレが去年のクリスマスに義母に持ってきたお土産、パン(大きめのバゲッド)だった。義母が私に「アンドレが美味しいパンを持ってきてくれたのよ、ここのパン美味しいんですって」って喜んでいて、私に食べてみてって勧めてくれたけれど、えっ、お土産がパンって、何かのジョーク?って本気で思った。もし私がフランス人と結婚したばかりのピュアな日本人小娘だったら「バゲットってお土産にするものなのねー」なんて思っちゃって他人にお呼ばれした時にバゲットお土産に持っていって顰蹙買っちゃうところよ!! 。そんなこんなでアンドレは夫婦で医者でいい家住んでいるのにケチで非常識だっていうにはもう私の中の常識になっている。

反面オスカルはとても思いやりのある人なのだけれど。なぜ兄弟でこうも違うの?


何だか徒然なるままに書いてしまってまとまりない文章だけれど、とりあえずノエルは楽しいものじゃないってってことでまとめ。