先日NHKで、ある意味とても攻めた内容のドラマが

放送された。


妻を大病で亡くした生理用品会社に勤める幸男。

振り返ると妻が出していた身体のSOSを

何ひとつ気付けていなかった。

仕事から学んだ知識と妻が残してくれた子供達の

成長の観察眼から「生理のおじさん」

として人々がタブーとしていた「生理」を

もう1段階オープンにできる世にしようと奮闘する

物語。


大抵、身体の仕組みについての問題提起には

若年層の妊娠、中絶などに話が向きがちだけど

今作は大病のサインにもなる生理を恥ずかしい

触れてはいけないこととせず、正しくオープンに

話せる世の中にしようとする内容が良かった。


主役は原田泰造さん。

悪気なき生理への探究心が自宅トイレや

子供とのドラマ鑑賞での濡れ場解説で暴走する様子をコミカルに演じられていた。


私は娘とこのドラマを見ましたが

1番私達が泣けたのは主役の幸男の娘、花の級友家族の

男尊女卑ぶりとそこに疑問を呈した花の台詞。

私達女性は やっぱり男性には生理に触れて欲しく

無いことの方が多いから生理を理由に休むことや

諦めることは悪だと考えてしまっているので

そこを代弁されると心から涙が溢れてしまう。


連続ドラマくらい毎週会いたいドラマだった。