お盆休みですね。久しぶりに帰省されている方もいらっしゃると思います😊
わが家はと言うと、実家は、歩いて行ける距離だし、旦那は、訳ありで義両親とは付き合いが全くないので、普段と変わらず過ごしています💦
でも、お墓参りには、行ってこようかなと思っています。
お墓参りですが、両親は、かかさずお盆、お彼岸、命日とお墓に出向いて、雑草を引っこ抜いたり、墓石を綺麗にして、お祈りしていますが、私は、小さな頃は、そんな両親に連れられて仕方なしに行く、社会人になってからは、何となく行く、忙しい時には、行かない事も多かったです。
そんな私が、お墓参りやご先祖様への思いが変わったのが、ある詩と出会ってからでした。
それは、相田みつをさんの「自分の番 いのちのバトン」です。
「自分の番 いのちのバトン」 相田みつを
父と母で二人
父と母の両親で四人
そのまた両親で八人
こうしてかぞえてゆくと
十代前では―?
なんと、百万人を超すんです
過去無量の
いのちのバトンを受けついで
いま ここに
自分の番を生きている
それが
あなたのいのちです
それが わたしの
いのちです
普段、生きていることを受け継がれて来たとは、考えもしません。
唯々、両親が出会い、命を宿し、生まれてきて、自分の人生を歩んでいるだけ。
しかし、その命が生まれるには、広い海の中に落とされた1円玉を見つけ出す程の奇跡。
そして、それが生きながらえてこの時代まで来るには、途中戦争も疫病も飢餓もあり、死んだ方がマシだと思える位に悲しみ、苦しみにも耐えて、生き抜いて来られたのだと思います。
必死に転んでも前を向いて小さな命を守り、次の時代、次の時代へと受け継がれて来たのです。
今を走る道(人生)は、自分の道かもしれませんが、命は、自分だけのものではありません。そうしたら、何が1番大切かー?
人は何か一つくらい誇れるもの持っている。
何でもいい、それを見つけなさい。
勉強が駄目だったら、運動がある。
両方駄目だったら、君には優しさがある。
夢をもて、目的をもて、やれば出来る──こんな言葉に騙されるな。
何も無くていいんだ。
人は生まれて、生きて、死ぬ、これだけでたいしたもんだ。
これは、ビートたけしさんの『僕は馬鹿になった』という詩集の「騙されるな」という有名な詩ですが、生きている事が奇跡で尊くて、有難くて、ただ、ただ素晴らしいこと!
ついつい、自分はもちろん、子どもたちに求めてしまうけど…
ちょっと話が脱線しましたが、そんな命がけで繋いでくれたご先祖様へご先祖様が1番喜ぶ事、私たち子孫が人生を力いっぱい生きていることを笑顔で報告出来たらと思うのです。