入院62日目
夜はいつも通り眠り、昼間も特に緊張もなく穏やかに過ごした
今日は診察もないし、食事もないから、NST以外はとっても暇ー。
だらだらと携帯いじったり、テレビを観て暇つぶし…
家族が14時半頃到着。
そこからは無駄話をたくさんして、一気に時間が進むのが早く感じた。
予定では15時からだったけど、少しおしてて実際は15時45分に出発!
手術室の前で、家族とお別れ。
さすがに手術室に入ると、麻酔効かなかったらどうしようとか、色々緊張してきた。
手術室は思ってた以上に広くて明るくて、たくさんの人が色々準備をしていた。
中には研修医さんやら学生さんやらもいて、見学していたり、準備を手伝ったり。
元々大して心配してなかったけど、
腰椎麻酔は、最初の皮膚の麻酔で本当にチクッ程度で、
あとは押される感じがすると言われても、
よく分からないくらいだった。
点滴の差し替えの方が絶対痛い…
その後は、導尿の管を入れられたり、
何度も濡らした脱脂綿で、ここは?ここは?と聞かれながら麻酔の効きを確認。
足動きますかー?
と聞かれてやってみたけど、なんとも不思議な感覚で動かない。
実際には、親指くらいは動いていたらしい笑
最後は、今、結構痛いことしてるど、どうですか?と聞かれ、いざスタート。
ちなみに、ピンセットでなんか摘んでるとかなんとか…何をしていたんだろう…
執刀は、今まで一番親身になって支えてくれていた女医さん。
そして、そのサポートに大輔(高橋大輔似)が入り、ものすごくテキパキと処置して行くのがわかる。
しばらくして、看護師さんに
聞こえます?と聞かれ、赤ちゃん取り出されていた。
確かにお腹の押されたけど、思ってたより苦しくなかった。
最初はジョボジョボ何か機械で吸ってる音がすると思ってたら、どうやらベビの声だったらしい(^^;;
そのあとすぐ、元気におぎゃー、おぎゃーと産声をあげた。
思ってたよりぷくぷくしてしっかりした身体つき。
思わず涙が溢れる。
でも、一瞬見せてくれたあと、何やら処置をされていてなかなかこっちに来ない…
大輔もちらちら赤ちゃんの方を見てるし、
一気に不安になる。。。
そして、そんな私に気づいて、
近くにいた麻酔科の先生かな?
帝王切開で産道を通らずいきなり外に出たから、
びっくりしちゃったみたい、と声をかけてくれる。
胸がべこべこして上手く呼吸が出来ないから、お手伝いして泣かせたりしているとのこと。
そして、まだ落ち着くまで時間かかりそうだけど、眠る薬入れる?と聞かれ、
赤ちゃん待ちますと即答。
さすがに、こんな不安な状況で寝てられない。
でも、一向に落ち着かず、そのうち新生児科の先生が5人くらいかな?ぞろぞろやってきて、更に不安になる…
処置を待つのもなんだか気持ち悪いし、
緊張のせいなのかなんなのか、
呼吸が若干浅くなって肩周りに力が入ってしまう。
腕も固定されて動けない状況が段々苦痛になってくる…
気分が悪くないか聞かれ、吐き気はないしと思い、
大丈夫です、と答えるものの、
早く解放されたくて少し辛い。
そして、執刀してくれている女医さんも、
赤ちゃんびっくりしちゃってるだけだから、大丈夫だよと声を掛けてくれた。
そして、新生児科の先生も来て、
同じようなことを言われ、
そんな重症になるようなそういう心配はないからと説明される。
結局赤ちゃんが私の元にきたのは、ほとんど手術も終わりかけのとき。
息子は生まれた直後から、目をしっかり開けてたけど、今回の娘はしっかり目を瞑っていて、寝ていた。
結局眠る薬も入れることなく終わり、レントゲンを撮って、洋服を着せられて終了。
緊張のために肩周りに力が入ると思ってたら、どうやらそうじゃないらしく腕がガタガタ震え始めていた。
麻酔科なのか外科なのかよく分からないけど、男の先生が私の肩を抑えて、電気毛布あるんだっけ?とか温める指示を出す。
部屋に戻ってからも、大きなホッカイロみたいなのを渡され、布団も3枚くらい掛けられる。
特に寒いという自覚はないんだけど、手が冷たいらしい。
悪露みてナプキン変えたり、心電図みたいなのつけたり、色々処置されて、ようやく待っていた家族と対面。
下半身の麻酔聞いてて、ずっと痺れてるし、がたがた震えるしで、なんだか辛い。
でも、しばらくすると今度は震えがおさまって、すごく暑くなっていった。
なんか手術室出る頃からお腹もなんだか痛い…汗もすごいかいて、タオルでひたすら扇いだり拭いたり。
我慢できるけど、痛いは痛いし…
とりあえず座薬を入れてもらう。
下調べでは、座薬が一番効くといってたから期待したのに…
全然変わらないー。
そして、そのうち吐き気が突然出てきて嘔吐。
と言っても、食事もとってないし、おえってなってもなかなか出なくて逆にとても苦しい。
こんなに腹圧かけたら、傷に響くよー…
お産が入ってるのかなんなのか、明らかに人手が足りてないようで、吐き気止めとか痛み止めの点滴とか頼んでもなっかなか来てくれず…
結局点滴も全然効果感じないし、でも麻酔がきれてきて、後陣痛じゃなくて絶対傷口の痛みだーって感じで、これ更に痛くなってくのだろうかと不安になる。
我慢できない痛みではないけど、寝れる痛みという感じでもなく、もう他に痛み止めないですか?って効くともう1種類点滴あるから、先生にきいてみてくれるとのこと。
結局、6時間空けなきゃいけない座薬を1時間繰り上げてまた入れてくれることになった。
でもさっき座薬効果感じなかったし…
と不安に思ってたけど、しばらくしたらうとうとしてる自分がいて、あれ?少し効いてきた?という感じ。
吐き気止めもようやく入れてくれて、やっと夜中の2時くらいにそちらも落ち着く。
やっと色々楽になってきて、携帯もイジれるくらいに。
吐き気があったときは、文字を見るのも辛くて、一切携帯はいじれず…
とりあえず、そんな感じでなんとか落ち着いて、手術当日は終わりました。