最終の記事を書こう書こうと思っていたのに・・

首都でみんなでワイワイ共同生活したり、

銀行の口座閉じたり、チテンジ爆買いしたりしていたら、

あっという間に日本への帰国となり、すでにこの記事を日本のスタバで書いています。

 

 

 

最後の活動日は、先生たちが送迎会をしてくださり、チテンジをプレゼントしてもらった。

(マラウイでは何かお祝い事があると、プレゼントとしてチテンジ布を送る習慣がある)

 

そして全校生徒を集めてくれてさよならを言わせてくれた。

(いきなりスピーチしろ、と言われてかなりあせったけど)

数えきれないさようならの手紙をもらい

みんな自分のノートをちぎってる・・涙

ありがとう。大切にします。

 

そんな感じで、最後の最後はみんなに盛大におくりだされ、

カプタ小学校での活動を終えることができました。

 

 

 

 

本当に私はマラウイで1年半も生活していたんだろうか・・と思ってしまうぐらい

日本の生活には全く違和感はなくて。

30年以上も暮らしていたんだからそりゃそうだ。

 

マラウイでの生活が夢だったんじゃないだろうかと思うぐらい

なんか遠い過去のように感じています。

何とも不思議な感じ。

 

学生時代にJICA海外協力隊にあこがれて

新卒では不合格となり、教員の道へ

教員を10年経験して、ようやく合格。

しかし、1年の派遣延期。

再び教員に復職して、ようやく2021年度派遣。

 

考えてみたら2019年春募集に応募してから4年も月日がたっていた。

 

想像していたものとは違うことだらけで、

途上国での生活はそんな簡単なものでもなく、

楽しいことだらけでもなかったけれど、

ほとんんど何もできずに活動を終えてしまったけれど、

 

それでも人生でかなえたかったことの1つが叶えられて、

無事日本に帰国できて、

後悔はありません。

 

挑戦して本当に良かったと、それだけは言えます。

 

協力隊としての活動は終わりましたが、

教員としてこれからも私だからできることを引き続き探して、

また新しいことに挑戦したいと思います。

 

まずはゆっくり温泉にでも行きたい気分ですが・・

そんなこともいっていられないのが教員の春休み。

 

ぼちぼち働くこととします。

 

これまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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前回の話からの続き・・

 

 

 

何か”あげる”ための交流ではなくて

生徒たちが繋がるための交流をしたい、という私の想いを聞いてくださった先生から

 

今とりくんでいる”平和”について、マラウイの子どもたちの意見をきいてみたい。

そのあと、日本の学校紹介、アニメや関西弁して日本を知ってもらいたい

とのこと。

 

おぉ、何か面白そう!!

 

いやまて、マラウイの子たちって、平和について話せるのかな・・

そんな抽象的なことを自分の言葉で、しかも英語で表現できるんだろうか・・

 

むずかしいだろうなぁ・・・・。

困った。

いや、でも、もうこんな機会最後だし。とりあえずやってみよう。

事前に考えさせたら、ちょっとは書けるかも!

たとえ書けなくても、それはそれでいいではないか!

 

と思い、事前授業をしてからこのオンライン授業をすることに。

 

日本の歴史について。

そうだ、私って社会科教員だったなぁ~と思いながらスライドを作成。

 

第二次世界大戦について

原爆投下について

日本は二度と戦争をしないと誓い、平和について考える授業があること

などなどをとても簡単に説明

 

で、最後に聞いてみた。

 

「平和」ってなんだと思いますか??

「平和な世界にするには何が必要だと思いますか?

 

ここで子どもたちをグループにして、紙に意見を書かせた。

 

案の定、最初は全然かけない。

彼らは、答えが一つでないことを考えることなんてほとんどない。

 

すると、ここでカウンターパートがめちゃくちゃいいサポートをしてくれる。

(この授業をすることは伝えていたけれど、正直どっかいっちゃうかなぁ~と思っていた・・・。)

 

悩む子どもたちに答えを教えるでもなく

”簡単なことでいいのよ””とってもシンプルに考えなさい”

と声をかけてくれる。

 

すると5分もたたないうちにあれやこれや、と紙に書き出す。

結局難しくて、他の班のことを写す班はちょっとはあったけれど

ほぼ全班答えを出すことができた。

 

 

『平和とは、毎日幸せに暮らすこと』

『平和とは、戦わない自由があること』

『平和とは、どこの国とも人とも戦わないこと』

 

 

やっぱり、なんでもとりあえずやってみるのって大事。

と、つくづく痛感。

 

できないこと、うまくいかなさそうなことから結構逃げてきた私。

言葉も通じないし、相手も気持ちもわからないから、

 

”やらない”

 

という選択をこの1年半で何回もしてきた。

今になってそれが後悔だなぁ・・。

 

しかし、最後の最後に気が付けてよかった。

この機会を与えてくれた日本の先生にとても感謝。

 

と、いう感じで、事前授業を終えた後、さっそく日本の中学校と交流スタート。

 

ちなみに配属先の学校で何度もオンライン授業をしてきたけれど、

私だけが学校をうろうろして、適当に授業の様子を映してしゃべるか、

少人数精鋭の数人の英語が通じる子たちだけが呼ばれて、やりとりするような授業しかしてこなかった。

 

そうしないと、たくさん日本とつなげたいけれど、

オンライン授業の度に授業を止めることになる。

(日本との交流はオプションでしかないと思っている。ただでさえ授業時間が短い彼らの授業を奪うことは避けたかった)

しかし、かしこい英語のわかる子たちは何回も日本とつないでいるけど、、本当に英語が話せない子たちはその機会がない。

 

1回ぐらい、どの子も日本について知ってほしかったので、最後の最後にわがままを聞いてもらい、授業時間を削って今回はクラス70人全員とつなげてもらうことにした。

 

日本側も英語ですべて進めてくれて、スライドも用意。

カウンターパートも興味津々。

マラウイ側の他の学年の先生も見に来てくれた。

 

お互い平和について話をし

日本の学校を見て、”うちのグランドと全然違う!!”と大爆笑。

 

日本とマラウイの間にある環境の差をどう感じているかは、正直わからない。

そんな差をひっくるめて、マラウイの子どもたちが世界を知るきっかけになっていたらいいなぁ・・と切に願う。

 

教科は?何があるの??

給食は??

家からどれぐらい歩いてるの?

 

と日本からも、マラウイからも、なんやったらカウンターパートも積極的に質問。笑

 

日本の学校の紹介を聞いて、私たちのカプタ小を紹介したいわ!!というカウンターパート。

(めっちゃ素敵やん。ほんと、あなたがそんなにオンライン授業に協力してくれるなら、なんでもっと早く”やろう”と言い出さなかったのかと後悔する・・。)

 

そんな感じで、30分があっという間に終了。

みんなめちゃくちゃ楽しそうだった。

私もめちゃくちゃ楽しかった。

 

 

残りの活動日あと1日。

最後の日についてはまた次の記事で。

 

 

 

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さて、あとここにいられるのも少しなのですがあと何回か日本とつなげるオンライン授業が残っている。

 

何件か事前に打ち合わせをしている中でこんなことを言われたことがある。

 

 

”なにかマラウイの子どもたちにしてあげることはないですか?”

”何か欲しいものはないですか?”

”生徒たちにマラウイのために何ができるか考えさせたい”

 

 

マラウイの学校の状況を聞いて、純粋にそう思ってくれたことは理解できる。

でも・・なんかひっかかる。

 

SDGsという言葉が日本で流行っている?のかはしらないけれど

さかんにSDGsという言葉だけをかかげて、自分たちのできることを探そう!!

みたいな授業をしている学校が多いみたい。

 

無関心より、これをきっかけにして授業で世界のことについて学ぼう!とするのはめちゃくちゃいいんだけど

 

最初から”何かしてあげる”という姿勢であることがやっぱり引っかかる。

 

 

それなら子どもたち同士がお互いを知り合うために自分たちのことを紹介する、とか。

一緒に(オンラインだけど)できる遊びをするとか。

 

何かそんな楽しい時間をお互いに過ごす、だけでもとても有意義なんだけどなぁ~。

 

どうしても、日本の教員って子どもたちに課題を解決させたい!

課題解決型学習!

 

みたいな型だけが先走って、結局何にもなっていないことが多い。

私も過去にそんな風な授業をした覚えがあるから、自分の戒めとして。

 

自分の中でこれまでひっかからなかったものが ”なんか引っかかる”

のはやっぱりここに来て生活したから感じることができた違和感なのかもしれない。

 

決してマラウイの人たちは助けてほしいばかりではない。

そんな助けてあげるばかりの存在にしないでほしい。

 

〇〇してあげたい、という上から目線をどうしても感じる。

そこにどうしてもひっかかってしまう。

 

確かに日本とマラウイでは圧倒的な経済的な差は存在する。

それは確かだ。

 

現に、離任が近づくと悲しいかな、何か物をちょうだい、売ってくれと言われる。

所詮私は先進国からきた外国人。

別にマラウイに1年半住んだって私がマラウイの人たちと同じ目線なんかに立てるはずがない。

 

でもせめて子どもたち同士ぐらいは、対等に話し合ったり、遊んだりする関係であってほしい。

 

そんな風に感じた一件だった。

とりあえず、私の何とも言葉にならない違和感を日本の先生にお伝えして

なんか素敵なことを考えてくれたみたいなので、それはまた次回の記事にしようと思います!

↑一番好きなムジンバの景色。

何にもないんだけれど、どこまでも続く雲と山。ほんとこの道が大好き。

 

 

 

 

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