午前中検診を受けた後、夫に迎えに来てもらい昼食のパスタを食べて近くのショッピングモールへ買い物に行った。


足りないお皿や自分の靴を買った。


検診から2時間ほどで帰宅した後、ちょっとお腹張るかな?という気がして布団で横になっていた。

お腹が重く、なかなか長時間眠れない。


30分ほどして起きて、右にしていた体を左に向けた瞬間、左脇腹くらいから「ブツン」と小さいけど確かに音がした。


その後すぐ膣からチョロチョロっと尿漏れのような感覚。


「もしかして破水!?」と思って急いでトイレへ行くと、水っぽいものがパンツに染みていて、トイレットペーパーで股間を拭くと鮮血が滲んだ。


慌てて産院へ連絡。


「今尿漏れのような感覚があって、出血しました」


「まだちょろちょろと出てきてますか?」


「今は止まってるんですけど……少し動いたらまた漏れてくる感じです」


「たぶんおしるしだと思うので、ナプキンを変えてまだ出るようであればもう一度電話して病院に来てください」


検診では子宮口1cmくらいしか開いていないという事だったので、たぶんおしるしだと言われたのだと思うが、前回の卵膜剥離では水出なかったんだけどな。と思いつつもう少し待つことに。


やっぱり少し体を動かすと水が出てくる。

どうしようかと夫に聞くと「病院行こう!」と言ってくれた。


準備していた入院セットを持って産院へ。

パンツを脱いで内診室で待っていると、チョロチョロと血液混じりの水が出てくる。


助産師さんにごめんなさい、床汚してしまいました。と言うと「ああ、これはもう破水ですね!」とびっくり


一応診察されて、やっぱり破水だということでそのまま入院。

産褥ショーツとナプキンに履き替えて、陣痛部屋へ。

NSTの間、今までより少し痛いくらいの陣痛がくる。

最後の方は助産師さんが足のツボをアロママッサージしてくれた(後で謝られたけどけっこう痛かった笑い泣き)


その後個室の部屋へ案内された。


「うんちが出るような感覚、おしりに痛みがきたら教えてくださいね。もうそろそろ夕食の時間なので、食べれるうちに食べて体力つけておきましょうね」


そう言われて個室で1人待つ。


そのうちだんだん陣痛の間隔が短くなり痛くなってきた。


しばらくして豪華な食事が運ばれてきた。

体力をつけておこうと陣痛が収まる間を見計らって何口か食べたが、陣痛の間隔が短すぎて食事どころではなかった。


結局食事にはほぼ手をつけないまま、強烈な陣痛に耐える。

1時間くらい経った頃だろうか。

だんだん下に痛みが来た。

そして痛みも強くなる。痛すぎて壁を叩いてしまったアセアセ


痛くない姿勢を探るが、四つん這いになっても立っても寝ても痛い!楽な姿勢などない!泣


これはもう痛すぎるしうんちの感じもある!

というかこれがまだ違う陣痛で、これ以上の痛みを待つ&数時間耐えるなんて無理!と思い、ナースコールでおしりに痛みが来たことを伝え、内診室へ。


子宮口を診てもらうと、7cmくらいに開いていた。

出口もペラペラになっているらしい。

午前中が1cmしか開いていなかったので、助産師さんもビックリのスピードだった。

そのまま陣痛室へ行き、再びNST。


強い陣痛&間隔が短くなっていく。

痛すぎて再び壁ドンアセアセ

深い呼吸なんて、無理!痛い!


ヒィヒィ言う私を、助産師さんはその調子ですよーと褒めてくれる。


陣痛室で何十分か過ごした後、余裕のあるうちに分娩室へ移動させられた。


分娩台に乗ると子宮口は8cmくらいになっていた。

全開大ではないので、いきまないように、深い呼吸をするように注意される。

でも痛すぎて台の上で暴れるえーん


また何分か過ぎて、今頭の毛がちょろっと見えて、うずらの卵くらいは見えてます、と言われた。


気分的に産道の半分くらいは来ている気分だったので、まだそれくらいなのかと気が遠のく。


「頭が子宮口から出たら、すぐ出てくるものなんですか?」


「えっとね、そこからが狭くてキツイからけっこう掛かるかな。陣痛の間隔ももっと早くなるよ」


もう勘弁してくれ……無痛分娩にする人の気持ちが分かった。リスクが上がるので、無痛分娩は避けたい派だったけど、次に産む機会があれば無痛分娩にするかもえーん


言われた通りだんだん陣痛も強く、間隔が短くなる。


「もういきんでも大丈夫ですからね! おしりに力入れてください! なるべくゆっくり深く息を吐いてください」


言われた通りにしようとするが、もう痛すぎて呼吸がまともにできない。

吐こうとするのがキツくて、息が止まってしまう。


「おしり浮かさないで台につけてくださいね!」


と何度も注意されるが痛さから腰が逃げてしまう。


苦しみつつだんだん降りてきてるのが分かる。


「今どれくらいですか?」


「あと関節2本分くらいまで来てます!」


その言葉を聞いて、もうすぐじゃん……!と少しゴールが見えた気がして気力が湧いてきた。


それから何回か強い陣痛が来て、出てくるまであともう少しな気がした。


「今どこまで来ましたか!?」


「関節1本分くらいまで来ました!」


その言葉に復活した気力がまた遠のいていく……

今の痛さで関節1本分かよえーんえーん


また何回も陣痛が来る度にいきむ。

呼吸法もめちゃくちゃになってるし、腰は逃げるし、手もレバーに置けなくてバタバタしている。

でも助産師さんは褒めながら正しくいきませようと頑張ってくれている。


ここまで来ると、陣痛の間隔はかなり短く、痛みの波も強烈なぶん短くなった。

また、陣痛が来ていない時間も、産道にでっかい頭があるので痛い。


落ち着ける暇がない。過呼吸になる人がいるのも分かる。助産師さんが言っていた通りここが一番辛いしたぶん赤ちゃんも辛いだろう。


「あと関節0.5本分ですよ!」


そう言われてまたいきむ。

ここで、今までで一番の激痛が来た。

陣痛の痛さプラス赤ちゃんの頭が何処か痛いポイントに挟まって産道が強烈に広げられて、「いたーーい!」と思いっきり叫んだえーん


「ここ痛いですよね! いきめますか!?」


そう言われていきむが陣痛が来てなくてなかなか動かない。


もう早く出てきてくれえーんえーんと本気でキレそうになりながら耐えているとやっと陣痛が来て、少し動いた。

でもまだ痛い。でももうすぐで出てきそう!という間隔がある。


また何回か陣痛がきて、明らかに会陰がメキメキ広げられる間隔があった。


「裂けそうです! 先生切ってください!」


助産師さんがそう言うと途中から来た担当医が下の方をじょきんと切った。


「股の間を見てください!」と助産師さんが言う。


その瞬間解放された感覚と、ヌルヌルとしたものが引っ張り出される痛みと共に出てくる。


赤ちゃんとへその緒だった。

想像より小さくてびっくりした。

そして赤ちゃんは肩にへその緒を担いでいた(笑)


すぐに泣かなかったが、お医者さんが何かをしてくれると泣いた。


正直なところ、産まれてきてくれてありがとうクラッカーという気持ちより「やっと終わった……」という脱力感が凄かった笑い泣き


しばらくして赤ちゃんを抱かせてもらえた。


小さい、髪の毛に血がこびり付いている、肌もふやふやな赤ちゃん。

私も頑張ったけど、こんな小さな赤ちゃんが、一番頑張っていると思うと、なんて偉大な存在なんだろうと思う。


記念撮影をして赤ちゃんは他の台に移される。


そして会陰切開をした所を縫合するため麻酔を打たれ、チクチク縫われる。

これもそこそこ痛い(笑)


股の間から、赤ちゃんがこっちを見ていた。

目をぱっちり開けて、私を見ている。

かわいい。


胎盤が出てきてなんやかんや(うろ覚え)あって、落ち着いたところで夫や親族に電話した。

夫は生まれる速さに驚いていたようだった(笑)

頑張ったね、という言葉と私の体調を気遣ってくれた。


着替えが終わった頃に丁度夫が到着した。

面会できるのは30分だけだったが、赤ちゃんを抱いて、授乳している所も見てもらって、記念撮影もして、濃厚な時間を過ごせた。


助産師さんは慣れてるからだろうけど、気遣いが凄くいい(ただし1人だけ愛想のない人がいる苦手)


最後に血圧などを測定し、車椅子に乗せられて分娩室を無事に出た。


「分娩室に一日中いる妊婦さんもいるんですよ」


私は、初産婦なのに経産婦並みの5時間という速さで産めた。

それでもこの辛さ。本当に、何十時間も耐える妊婦さんのことを思うと泣ける。というかゾッとしてしまう。


日本でも無痛分娩できる病院が増えて安全度が増せば良いんだけど、医師不足の日本では無理だろうなと思う。悲しい。



個室に戻り、親に急かされていた赤ちゃんの写真を送って、眠った。と言っても5時間後に助産師さんが来て、トイレに付き添われるので深夜2時に起きなければいけない。

最初の方は尿意を感じれないことと、トイレに行く時にふらつく人がいて危険なので付き添うらしい。


力みすぎて体が震えて、なかなか寝付けなかった。



午前中には予定日過ぎるかもね〜なんて言って買い物していたのに、夜には赤ちゃんが産まれていた。


本当に、妊娠中って何があるかわからない。


医師も「促進剤使わないといけないと思っていたのに早いよ〜」と言っていた(笑)


何はともあれ無事に出産できて本当に良かった。会えて良かった。

ちっちゃくて可愛いわが子。

これからが大変な人生の始まり。どんな事もみんなで乗り越えていこうねニコニコ