先日、お声がけいただき、

半玉さん(=芸者さんの見習い)の

日本髪を結う「髪結」の方の仕事風景を

撮影させていただきました。

 

 

(半玉さんの写真、外に出せないので手元だけ)

 

 

お会いした髪結の匠は

京都の伝統的な日本髪の継承する

第一人者、唯一の方!です。

 

 

「お弟子さんはとらないのですか?」

とお聞きしたころ、

 

 

「この日本髪の手法を伝えるなら、

本気で学ぶ人だけに、直接、伝えたい。

これだけは、直接でしか伝えられない」

 

 

と言われていました。

 

 

確かに…。あまりに繊細な世界。

 

 

こうやって残るものがあるんだと感じます。

 

 

ただ、現在、

日本髪をもっと簡単に、ラフに教える

美容学校?もあるそうです。

 

 

100人ほどの生徒にざっと見せて、

「ほら、できるよ」って教えるんだそうです。

 

 

「全く別物なんです…」

と言われてました。

 

 

お気持ちはすごくわかりますよね。

 

 

ただ、、、

このままでは

この方だけがもつ、美しい日本髪の伝統は

終わってしまうかもしれない、とも思います。

 

 

運命のお弟子さんに出会えるかどうかも、

わからない。

 

 

なんちゃって、ではあるけれど、

日本髪との出会いを提供する美容学校が、

「悪」とも言い切れないかもしれません。。。

 

 

美容学校の授業をきっかけに

「本物の日本髪を学びたい!!」と思った人が、

師匠を探し、会いにくるかもしれない。

 

 

閉じてしまうよさと

開けてしまうよさと。

 

 

答えのない世界。

 

 

・・・ なんてことは

私などより、髪結の匠ご自身が一番、

感じてらっしゃることと思います…。

 

 

それにしても、

 

 

大事なことほど、伝えられないし、

大変なときほど、抱えこんでしまう…。

 

 

そういうものですね。

 

 

私も、そんな感じにすぐなります。

 

 

その解決法は思いつかないのですが、ただ、

「大事すぎて、言葉で伝えられないこと」を

「写真にのせる」のは、とてもいいと思います。

 

 

大事な何かをお伝えするのに、

写真でお手伝いできたら嬉しいことです。

 

 

_____

 

 

田村紀子公式LINE

こちらよりご登録ください

↓↓

 

Instagram

写真作例は随時更新しています。

フォローしてくださいね。

↓↓