松尾直樹×本郷里奈展 リンカとドット。 | ママゲリア聖子の大阪ロマンチック

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北大阪在住、食いしん坊で呑んべえのなかよし夫婦のいろいろを記録しておきたいと思います。こんなに楽しい毎日、本当に感謝しています。

リンカ、ドット、リンカと金柑、ドットと金柑。


大阪のど真ん中、本町に、
「Meat dish」さんといううつわやさんがあります。
これまで行ったことはないけど、
Facebookの記事でいつもセンスいいなぁと憧れていたお店。

この度、やっと伺うことが出来ました。
「松尾直樹×本郷里奈展 リンカとドット」という展覧会が見たくて。

熊本で作陶なさっている元気な女の子、本郷里奈さんと、京都の松尾直樹さんの、ふたりのテイストの異なる作風の器たちが混ざりあって並んで、若々しいハーモニーを奏でています。

本郷里奈さんの器は、我が家御用達の豊中の「ミズタマ舎」さんで取り扱っておられます。昨年は、本郷さんのハッピーな器に、我が「ミズタマ舎食いしん坊倶楽部」の盟友、烏帽子真理さんのお料理を盛るという夢のようなコラボレーションのイベントも開催されていて、平日のお昼のイベントでしたので、ヨダレを垂らしながら様子を伺っておりました。

ファンが多くて、入荷してもすぐ旅立ってしまうという、本郷さんの作品のうち、ミモザというシリーズの箸置きだけが我が家にやって来て活躍中です。

ともすると土気色になる我が家の食卓に、花が咲いたみたいに明るさを足してくれる、小さいけどパワフルなアイテムです。

この春にはまた、ミズタマ舎に本郷さんがやって来られるとのことで、楽しみにしています。



そして、こちらは松尾直樹さんの作品。
私は初めて出会いました。

手に取って、作家さんご本人に次から次へと質問させていただきながら眺めることができる幸せ。


リンカ(輪花)と呼ばれるこのフォルムは、端整で、仏具の様式美を彷彿とさせます。彼の選ばれる色がまた、金属味の強い黒と、蝋たけた白なので、ますますストイックに見えるのですけど、どこかに「やまとのおおらかさ」と呼びたいような性格をゆるりと纏っていて好ましい。

器用な仕事には間違いないのですが、ひとつひとつが、ほんのわずかに歪んでいるのですよ。

地元京都の、丁寧な仕事をされる料理人のいる和食の店の、白木のカウンターやテーブルにも似合いそうです。伝統を継承しながら若いエネルギーを秘めている感じが、似ていると思います。

この日、私は角皿のシリーズの中のいちばん小さい豆皿を選びました。
数ある同じ皿を、強いライトのあたる陳列台から「Meat dish」さんのカウンターに並べ直して、個体差を愛でながら、我が家に迎える対のふたつを選びます。

松尾さんのお人柄に少し触れて、これからのご活躍がとても楽しみになりました。


大切に使います。



お買い物を終えて店を出ると、すっかり日が暮れていましたが、心がほっこりしていましたよ。

「Meat dish」さん、素敵な空間でした。

この夜は、夫は遠方に出かけていて、ひとりで先に晩ごはんでした。

アボカドを天ぷらにしたものに添えるワインパミスの塩を、買ったばかりの松尾さんのお皿に盛って、箸置きのように使いました。

さつまいも、里芋、レンコン、キノコ、玉ねぎ、鶏肉、ブロッコリーのクリームシチュー。

ナッツの入ったカンパーニュに、ブルーチーズとリンゴ。

赤いワインを炭酸で割った飲み物。


ポカポカした日差しの日曜日の朝。
いつもの朝市の帰り、箕面市白島の
「パティスリー・クリドコック」に寄り道しました。

あ~ん、悩む。
どれにしようかな?
パティシエでありオーナーの深澤さんが、マロンのチョコレートをひとかけ差し出してくださいました。
夫とふたり、思わず顔を見合わせる美味しさです。

深澤さんのSNSの追っかけをしていますが、よくぞ次から次へとこんなにこだわりのチョコレートのアイディアがわき、さらに形にされるもの、と尊敬せずにはおれません。

ひとりで食べるのもいいけど、我が家は食後にコーヒーを入れて、ひとかけのチョコレートをシェアする習慣ですので、深澤さんこだわりの少しだけ大きめのサイズがありがたいのです。

本当に美味しいチョコレートは少量で充分。
ひとつひとつにかける深澤さんの工夫を伺って、悩んだ末に4種類を選びました。
一晩にひとつずつ楽しみます。

そして、美味しいカヌレをひとつ。
日曜日の午後のおやつです。

松尾直樹さんの小さなお皿にちょこんと。


それからね、エヘヘ、こんなこともしました。
着付けのお稽古、第一回目。

とても楽しかったです。
朗らかで素敵な先生。
初めてお稽古のお部屋に案内されて、ご挨拶をしたとたん、
「少し温かくなったら草履を持ってきて、みなさん着物姿でこの辺りをお散歩して、お茶しにいきましょうね。」
と、お誘いくださって、早速夢の「着物でお散歩」デビューがかないそうでワクワク。
ニンジンぶら下げてくださいました。

秘かに結成した京都に本部のある「キモノ部」のメンバーとは、
「北野天満宮の梅苑に梅見に行きましょう。」
との企みも。

お楽しみのためならますます頑張れるわ!
頑張って通って精進いたします。