高校を卒業して18歳の夏
私はひとりで畳に寝そべって
ボーっとしていた
家には誰もいない
蝉の声も聞こえない
静かな空間
クーラーは付けずに
暑い空気をただ
吸っていた
何も考えていなかった
ただただボーっとしていた
青い、青すぎるくらいの空
眩しい夏の日差し
それは
いきなり訪れた
胸にドスンと…
私は今
幸せだ
そう思った
息をすることも忘れ
ただ
胸に溢れるその感情を
受け止めていた
知らぬ間に
涙が溢れていた
私は自分の胸を抱き
胎児の様に丸くなり
気が遠くなるほどの
幸福感に包まれていた
・
・
・
・
・
というね~
経験をしたわけなんです
私って結構メンドクサイ子供で
みんなが
「幸せになりたい」
って言うけど
「幸せ」って何
とか
自分の名前が
本当に自分の名前なの
とか
この世界は
本当に存在しているの
私の想像しているだけの世界じゃなくて
本当に存在してる
とか
私が見ている色は
みんなにも同じ色として
見えているの
とか
まーーーとにかく
メンドクサイ子(笑)
自分でも自分が
ヤバいんじゃね
と思っていたくらいでした(笑)
マトリックスを観た時は
衝撃でしたね~
私と同じように考えている人がいるって
私はおバカなので
自分の疑問を外に発信する術はなかったけれど
そんなこんなで
友達とかが簡単に
「幸せになりたい!」
というのが
不思議で仕方なかった
だから幸せって何よ
てなもんで
それが18歳の夏に
唐突に答えを得てしまった
私が得た「幸せ」
それは
満たされる
ということ
何に対してでも
満たされると
「幸せ」
と感じるんだと
理解したというか・・・
あの夏の日に
なぜいきなりそう思ったのか
わからないけど・・・
これってスピリチュアルなこと
スピリチュアル体験なのかなぁ
私、父譲りの無宗教だし
熱心にご先祖様を供養しているわけでも
自己啓発とかもしてないし
する気もないグータラだし(笑)
あまりにも衝撃的で強烈な体験だったので
30数年ったった今も
鮮明に覚えている体験でした
いや~
ちょっと中二病的な記事になってしまった
夏がく~れば思い出す~
体験でした