臍帯ヘルニアの疑い
妊娠12週のときに受けた妊婦健診で、医師から「赤ちゃんが病気かもしれない。」と言われました。そして、超音波の画面を指差しながら、お腹がぽっこり膨れているといった内容を説明してくれました。
カルテをこっそり見ると、そこにあった病名は「臍帯ヘルニアの疑い」。
臍帯ヘルニアって、どんな病気だろう。
そのときはそんなに大したことない病気だろうと、勝手に思い込んでいました。ヘルニアと言うと、入院して処置や手術をすれば大部分良くなるものだし、生まれてからちょっと治療すればいいんだろうな、くらいに。
週数が浅くエコー画像が鮮明でないとのことで、2週間後にまた受診することになり、その日の診察は終了。
帰宅してネットで臍帯ヘルニアについて調べると、なんだか想像していたよりもっと大きな病気のようでした。
4千~7千人にひとりの確率で、偶発的に起こる奇形異常。
合併症や染色体異常を伴うことが多く、生後も生きられるかどうかは、ヘルニアの重症度と合併症の有無・重症度に因る、といった内容が書かれていました。
それから次回診察までの2週間は毎日不安でした。あんまりぐっすり眠れていなかった気がします。パパにも連絡がつかず、わたしひとりで抱えていたこともあり、とてもじゃないけれど安心できませんでした。
赤ちゃんのパパは韓国人で韓国にいるのですが、もともと気弱なうえあまり責任感がない人で、一緒に住んでいても帰りたくなければ帰ってこない、話したくなければケータイの電源を切ってしまう、という人なのです。赤ちゃんが異常かもしれないという不安、こんなときでさえ支えになってくれない夫へのもどかしさとイライラ。幸い、今わたしは実家に戻っているので、両親、特に母が力になってくれて、とても助かっています。
そして2週間後の診察を迎えます...