拘置所は「裁判で起訴された人がブチ込まれる所」のイメージが強いかも⁉️
受刑者のスタートは拘置所で迎えることになるんです。
1.はじめての懲役作業
裁判で刑が確定しても、いきなり刑務所に送られるワケではありません。
まずは拘置所にて、刑務所に送られるまで待機するコトになります。
これを「移送待ち」と呼ずのですが、何とも中途ハンパな立場なんですよね・・・
刑務所ではないけれど、懲役は始まっているから懲役作業は有り。
けれども刑務所ではないから、懲役作業をする工場はナシ。
食う、寝る、作業まですべて、一日中同じ舎房の中に閉じこもりっきりです💦
そして、懲役の作業が刑務所と違って、ひたすら単純・地味。
一番ムズカシイ作業が、「紙袋折り」というレベルですから!
紙袋折りとは、お店で入れてくれるあのヒモ付きの袋を作ること。うーん、地味。
他の定番作業をご紹介しますと・・・
レジ袋にチラシを入れる
ハンガーに貼り付いたシールをはがす
うーん、単純。こんなのでホントに懲役作業と言えるのか?
もう、誰でもできる作業なワケです。
が、コレすらできない受刑者もいるので、別メニューも用意されています。
短いヒモを結ぶ、それだけの作業。
作業はノルマがあるワケでもなく、恐ろしい懲役の先輩がいるワケでもない。
ココは刑務所ではなく、まだ拘置所。作業は楽々です。
こりゃいい、気楽だな~と思っていたら、甘かったんですよね💦
あまりの単純作業で、2~3日で飽きてしまうのです。
一日が長くてたまらん!
なるほどコレが「懲役」という意味か! 必ずや退屈地獄に苦しめられます。
「移送待ち」がいつまで、とわかっていれば、まだラクなんですが・・・
移送待ちが2週間も過ぎると「これが永遠に続くんじゃないか」と不安になり・・・
いつの間にか「さっさと刑務所に行って落ち着きたい」と思うようになります。
あれだけ「絶対に行きたくない!」と思っていた刑務所なのに、行きたいなんて…
そしてこの「移送待ち」にも、受刑者によって大きな差が出ます。
2.早く刑務所に送ってくれ!
「移送待ち」の期間は、人によってまちまち。いつまで続くかわかりません。
刑の短い人は早く決まる傾向で、数週間で刑務所に送られてしまいます。
異常に長い「移送待ち」。半年も拘置所で待たされる意味が分かりません。
受け入れる刑務所が予約で一杯とか、空きがないとも思えませんでした。
受刑者のクセに刑務所ではなく、拘置所。なんと宙ぶらりんな存在。
どこに送られるかもわからず、放置プレイ。おしおきの一環ですかね?
「早く刑務所に送ってくれ!」と叫んでいましたね。
ガマンできず毎朝、巡回の刑務官様に、移送のことを尋ねる人も出てきます。
(あっ、もちろん優しそうな刑務官の時だけ選んで、尋ねるんですよ。)
「おやっさ~ん、自分の移送はまだですか?」
―――あぁん?まだだ。明日はないなぁ。
「いつぐらいですかねぇ?それぐらい教えてくださいよ」
―――そんなの言えるかぃ。まぁ、今月はないやろな。
「えぇっ!もう移送待ちで3ヶ月になりますよっ」
―――いやぁ、長いと半年以上待たされるヤツもいるから心配いらんよ。
「じゃあ、どこに飛ばされるのかくらいは、教えてくださいよ~」
―――それを調整しているんだから、わかるワケないやろ。
弁護士も、刑務官様も「厳罰化」は口をそろえて言いますね。
「昔と比べたら、量刑が2倍、3倍になった罪名もあるな」
「別にどこの刑務所に送られようと、変わらへんやろ?」と、思いますか?
いえ、刑務所も当たりハズレはあるんです。
3.刑務所によって大きな差が出る
実は刑務所によって、処遇・環境が異なるので、大きな差になります。
やたらと規則が細かく、キビシイ刑務所もあるのは懲役たちの常識です。
つまり、公平じゃないんです。
⇒メシがやたらとマズいと評判な刑務所には、行きたくありません。
⇒建物が古くて、すきま風だらけなら、冬は死にそうになります。
⇒メチャクチャ遠方なら、面会など来てもらえません。
1年ならガマンできますが、4年以上となると、これらは死活問題です。
同じ懲役5年でも、キビシイ施設なら、倍以上にツラいでしょうしね・・・
こうして受刑者は、どこに送られるか気になるワケです。
そしてこの時期、民間の刑務所があるらしいと誠しやかに噂になっていました。
初犯から選ばれると。
お気持ちはわかりますが、送られる刑務所を自分で決めることはできません。
が、イヤな刑務所を避けることはできるようです。

