そして、退院出来たのは3月に入ってから。何かと色々ありまして。
赤ちゃんはおかげさまでとても元気に生まれてきてくれました。
今も元気です。
私に出産から産後に問題が起こりまして、長期の入院となりました。
今は落ち着いてます。
まず、帝王切開時に膀胱の損傷。
術中に「膀胱損傷、泌尿器科の先生呼んで」って執刀医が言ってるのが聞こえました。
そこから泌尿器科の先生がくるのに1時間ほど放置。来られてから縫い終わるまではすぐでした。
これにより尿管が2週間入れられ、自力での排尿はストップ。
そして、癒着胎盤でした。
出産直後に胎盤をはがすのですが、胎盤の組織が子宮に入り込んでいたようで大量に出血しました。
その結果、貧血。
そして、一番苦しんだのが産後3日目にやってきた腸閉塞です。
28日間絶食しました。
産後2週間で15kg体重が減りました。
出産した病院では腸の手術をしないといけない、といわれましたが、どうしてもそれは避けたかった。
腸閉塞の場合、手術をしても完全に治るというものでもなく手術をすればまた癒着の原因を作ることになるので。
ただ、今回は造影剤を入れての検査をしたところ造影剤が入っていかないので腸が狭窄してる、と言われたので手術も仕方ないのかと諦めていました。
今まで何回も腸閉塞はしているのですが、癒着による一時的なもので絶食をしていれば自然と通って治っていました。
「狭窄」といわれたのは初めてです。鼻から腸まで通すイレウス管による回復を待っていたのですが、、ある一定の状態からは回復せず。
排出を促すポンプの機械をつけて様子をみること2週間ほど。
それでも改善しなかったので、手術が必要と言われたのです。
そして、その手術では癒着した部分を剥がすだけでなく狭窄している部分を切り取り繋ぐかもしれない、上手く繋がらなければ人工肛門になることもある、と言われました。
その時は本当に辛かったです。
どれだけ試練を与えられるんだ、って。
そして出産した病院では、赤ちゃんは元気だったので赤ちゃんを見ておけるのが1ヵ月と期限を切られました。
もし、腸を手術するとなると私が退院できるまで最短でも術後2週間はかかり、赤ちゃんが病院にいられる期限の1ヵ月は過ぎてしまいます。
あと、出産した病院には色々と不信感をもってしまい、、、自宅近くの病院に転院希望をお願いしました。
幸い、転院先の病院では面会時間に赤ちゃんを病室に連れてきても良いと言ってもらえたので、一緒にいることができました。
出産した病院では母子同室ではなく、授乳の時間にしか会えなかったので、ずっと一緒にいられるというのは精神的にも落ち着きました。
そして転院先の担当の先生は出来るだけ手術は避けたいよね、っていう考えの先生だったので日にちはかかりましたが、私の希望通り手術はすることなく退院できるまでに回復しました。
ざっとの流れですが、記録しておきます。
帝王切開でこれまでにした手術は7回になりました。これで最後にしたいです。
凍結してある卵はあと2つ。出来ることならお腹に戻してあげたかったけど、次もしまた出産出来たとしても、また同じようなことになると思うと、耐える気力もないし、周りの負担も考えるともう諦める、という結論になりました。
でも、あと数年保存しておいてその間に代理母が日本でも認められることになればそのときはまた考えが変わるのかも。
与えられたこの子が私にとって最愛の奇跡の子なので大切に大切に育てていきたいと思います。
7年間にわたる不妊治療、諦めないで良かったです。
でも、子どものいない人生も受け入れつつありました。
たまたま私は授かりましたが、そうでないまま治療を終える人もたくさんいらっしゃると思います。
でも、それぞれみんなが与えられた人生を幸せだと思って生きていけますように。