久々のブログです。
先月とてもショックな事件が起きて、メンタルが不安定になってしまいしばらくの間ブログを書く気持ちになれませんでした。
話を聞いてくれたりいろいろと助けてくれた友人に感謝です。
今は無事解決して元通り平穏に生活しております。

さてさて本題ですが、今までの自分の常識を根底からひっくり返されるような出来事がありました。

私少し前にギックリ腰をやりまして、ベッドで横になっている時間が多かったので携帯でニュースアプリを見ていたのですが、某清原選手のニュースを見ていてふと

「覚せい剤ってやると具体的にどうなんの?」

と思い、薬物について調べてみました。
覚せい剤はアッパー(興奮)系で、テンションMaxヒーハー!状態になる代わりに過労で体はボロボロに。
ヘロインはダウナー(抑制)系で、とてつもない快感が味わえるだけに依存度が高く、禁断症状が文字通り死ぬほどキツイ。
LSDはサイケな幻覚が見られる幻覚剤で、バッドトリップでパニックを起こすと最悪命を落とす…などなど。

学校で教わった薬物の知識は「やったらダメ絶対」の印象しかなく、漠然と「いけないこと」という認識しかなかった私ですが、薬物をやるとどうなってしまうか、なぜ人は薬物に溺れるのか、そしてその代償がどのくらい大きいか…そんな薬物乱用の怖さを改めて認識することができました。

しかし、ここへきて衝撃の真実。


大麻(マリファナ)は、お酒やタバコより危険性が低い。


大麻って私の中では他の薬物といっしょくたに「ヤバイ薬物」「ジャンキーになる」というイメージがあり、「麻薬という言葉は大麻が語源」だとさえ思っていたのですが、どうも全然そんなことはなく、大麻の麻は「麻(あさ)」、麻薬の麻は旧漢字の「痲(しびれる)」を簡略化したものなので、全然関係がなかったのでした。

そして大麻はお酒より依存度が低く、酔い方もマイルドで、五感が研ぎ澄まされてハッピーな気持ちになれるのだそう。
猫にマタタビ、みたいな感じなのかな?

国によっては大麻の摂取が合法になっているところもあるようで、大麻を吸って映画や音楽を鑑賞すると素面のときより没頭できるだとか、体質的にお酒が飲めないけど飲み会の雰囲気を一緒に楽しみたいから代わりに大麻を持参、というように、とてもカジュアルに大麻を嗜むそうです。

もちろんいい面ばかりなわけもなく、状況や精神状態によってはバッドトリップという悪酔いをする場合もあるそうです。
お酒で例えるなら、いい気分で呑んでるときは笑上戸だけど、憂さ晴らしで呑んでるときは泣き上戸した上に二日酔い…的な。
(注:ただ、大麻は悪酔いしても暴力的になったり自分や他人に害を与える状態にはなりにくいらしく、1人でめそめそ鬱になったり軽いパニックを起こす程度だそうです)

その他にも、やり過ぎたり、喫煙などの摂取方法によっても健康面でのデメリットはあるみたいですが、成人が適度に嗜む分には『酒タバコカフェインなどの合法なものも含む「薬物」』の中では割と安全な部類なのだそうです。

これ、私が知らなかっただけで割と一般的なことなんだろうか?
学校で教わった
ドラッグ=アカン
で思考停止していた人間なので、疑ってもみなかったです。
もちろん、法律で禁止されていることなので、日本で使用するのは絶対ダメ!とは今も思っているのですが…


そして、ここからが一番衝撃だったこと。

大麻の成分には抗てんかん作用や抑うつ作用などいろいろな薬理作用があって、外国ではすでに医療大麻として治療に用いられているところもあるのだとか。

現行の日本の法律では、大麻は所持や使用はもちろん、研究目的での栽培も禁止されています。
法律の施行前に大麻の喫煙が習慣的に行われていた国では、一般市民による大麻解禁運動も活発に行われたりしているようですが、日本での大麻の位置付けは繊維や神具などへの利用が主流だったせいか、みんな(薬物に興味のない人)あまり大麻に関心がないようです。
「大麻の解禁を!」と声高に言えば言うほど、「ジャンキーの戯言」のようにとらえられる風潮さえある気がします。

こんなんじゃ、この「万能の可能性を秘めた薬」の研究もなにもあったもんじゃない。


次男の病気をきっかけに知り合ったり、私がネットで情報収集する中で一方的に知っているたくさんの子たちの中には、治療の効果がうまいことでなかったりして、止まらない発作に悩まされている子がたくさんいます。
大麻がそういう子たちの救いになる可能性が少しでもあるのであれば、日本でも大麻の解禁が進んでくれることを願ってやみません。

Wikipediaによると、先ほど紹介したページに載っている「CBD(カンナビジオール)オイル」は日本では麻薬等の規制対象ではないようなので、この先次男の病態が悪化した場合に使えないかどうか、これから詳しく調べてみようと思っています。
てんかん発作自体は今の所止まっているように見えますが、脳波の乱れがあり、再発の可能性はゼロではないので…心の準備としても。


真偽はともかくとしてそもそも大麻が禁止された経緯というのに陰謀めいたものを感じてしまいますが
「教育」のあり方は一歩間違えれば「洗脳」になるのだな、ということ、凝り固まった思考や自分の中の常識を疑ってみるのは大事!ということを改めて思い知らされる出来事でした。


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