『Mallowさんの観察日記』

『Mallowさんの観察日記』

医学生である私が生の医学部Lifeや私が経験した医学部受験について紹介していきます。


医学部受験生がんばれ!!
もっと多くの方々に医学部を知っていただきたい!!

質問がありましたらコメント欄にお願いします。できるだけ早く回答します。

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こんにちは!!

一度寒くなったかと思いきやまた暖かくなってきました・・・

なんともわけのわからない季節です

こんな天気のために私、mallowも若干風邪気味です


さて、今日は特別イベントがあったわけではありません

医学生としての生活が始まってはや半年

こうして日々を過ごしてくる中で思ったこと

そして医学部受験生、いやとにかく受験生に伝えたいこと

について今日は書きたいと思います


医学生は特別な存在でしょうか?

皆さんはどう思いますか?


答を言うならば

「普通の存在」

としかいえません


医学生というだけで周囲はひきます

すごいって言ってもらってもその言葉の裏に妬みがあると感じることもあります


「お前らって頭よくていいよな」

って言われると正直、心の底から腹が立ちます


何も自然に医学部に入ったわけではないんです

誰に対しても胸を張って

「死ぬほど勉強した」

って言えるくらい勉強したからいまの生活があります


世間は医学生に対して必ずしもいいイメージばかりではないです


いま受験勉強に励んでいるみなさん

そして何かに向かって必死に努力しているみなさん


目標が達成されたとき忘れてほしくないことがあります

それはいまあなた方が持っている謙虚さにほかなりません


あれだけ努力したんだから

なにもかもを犠牲にして頑張ったんだから


きっと何かいいことが

こんな望みくらいかなってくれてもいいもんでしょ


って思ってしまう時があるはずです

そんな時冷静にいまの謙虚さを思い出してほしいのです


当然ですがいまの努力は目標実現のためだけであって

ほかの何物でもありません


今の気持ちを大切にしてください


そして今はとにかく何事も犠牲にして頑張ってください!!

きっとこのいまの努力はあなたの大きな力になっていきます


精神論では乗り越えられないです

しかしたまには精神論も大切なはず


体調に気を付けて頑張ってください!!

またまたご無沙汰です

みなさんお元気ですか?

初期はほぼ毎日更新していたこのブログもかなり不定期の更新になってしまいごめんなさい

もう少し更新頻度を上げられるように努力します 笑


さて今日のテーマは「アーリーエクスポージャー」について

そもそもアーリーエクスポーシャーって言葉自体聞いたことがない人が大半では・・・

これは初期体験実習という感じのもので医学科1年生が実際に医療の現場を見たり、体験したりする機会です

私の通う大学では夏休みの最後の1週間を使ってこのアーリーエクスポージャーが行われました


主な内容は解剖塚の見学、病院内の見学、病棟実習の3つでした

解剖塚とは解剖学実習で解剖させていただくご献体のお骨をおさめた慰霊碑のようなところです

百数十年にもわたってお骨がおさめられていることをしり歴史を感じましたし、医学教育はたくさんの方々の協力のもとに成り立っていると改めて感じました


病院見学は手術部、検査部などの主な中央診療施設を見学します

医学科1年生が14,5名ほどの各班に分かれ初々しい白衣姿で病院内を回ります

私の班は女子が多かったのですが、髪をまとめて白衣を身にまとった同級生の姿を見たら本当に頼もしく見えましたね!!やはりみな医学生なんだなと改めて感じた場面でした


この見学の中で特に印象的だったのはやはり手術部見学でした

実際に手術室内に入るための手術衣に着替えて帽子とマスクをして見学します

実際の手術室内で設備の説明等を受けた後で実際の手術も見学させていただきました

目の前で命の現場が繰り広げられていたんですね

言葉じゃいい表しにくいですが、「命を感じた」という感覚です


手術室の印象はドラマや漫画の世界とはちょっと違っていました

常にがちがちの張りつめた空気というよりはむしろ程よくリラっクスしているような印象です

確かにがちがちの緊張では手も動かないですよね

外科の先生やナースの皆さん、多くの技師やスタッフの方の連携のとれた動きは本当にすごいの一言でした


2日目は病棟実習です

各学生が大学病院内の各病棟に派遣されナースの皆さんと1日、行動を共にします

まずは朝の申し送りから

ものすごい情報量でした

患者さん一人一人の状態を細かく、医療だけにとどまらずメンタル面や生活に関することまでこと細かに話し合うナースの皆さんの姿が特に印象的でした


申し送りのあとは患者さんの検温などに同行させていただきました

ここでもナースの方々の愛情あふれる行動が心に残りました

職業意識なんて言葉で片付くようなものではありません

患者さんのそばに常に寄り添う姿は医師にはできない、ナースにしかできない技だと思います


担当してくださったナースの方がとても親切な方で実際にシーツ交換や患者さんを検査室に送ることなどを体験させていただきました

また輸液の配合や準備、輸血のチェックなども細かに説明をしてくださいました

電子カルテも見せていただき、ここでも詳しく見方などをおしえてくださいました

本当に貴重な体験をさせていただき感謝の気持ちでいっぱいです!!


さてこうした実習を終えて今思うことは

やはり命の現場に立つためにより一層の努力をしていかなくてはならない

ということです

医療の現場にたつ皆さんは本当にかっこよかったです

しかしあの場に立つために並々ならぬ努力があったのだと思います


将来に対する見方がまた変わってきたように思います

より明確になってきたのかもしれません


医学部に入って半年

まだまだこれからです

しかしこの先頑張っていく先にあるものを見ることができて本当に良かったです!!


さていよいよ新学期です

私の住む日本海側は急に寒くなってきました

受験生の皆さんはくれぐれを体調に気を付けてください

防医まであと1ヶ月ですね

受験もいよいよ華僑です!!頑張ってください!!

かなりのご無沙汰です。更新が3か月近く滞ってしまいました。

本当にすみません。


さて、久々の更新となった今日は医学生の試験について。

私の通う大学ではあと2日で期末試験が終わります。他の国立大学と比べても遅いですね。

さて、医学部1年生は教養教育が主となっているので、試験科目も教養科目がほとんどです。


やはり理系科目が大変でした。昨日に微積分の試験が終わったので理系科目はすべて終了しましたが、本当にどれもハードです。

たとえば線形代数学。もはや授業で意味が分かりませんでした。

教科書読んでもとりあえず意味が分からないというのが正直なところでした。

それでも人に聞いたり、参考書を買ったりして何とか乗り切りました。


比較的楽だったのが物理。

浪人時代、駿台で物理は相当に磨かれたので結構すんなり行けました。

駿台、とりわけ市谷に通う人なら変わると思いますが、物理では「変数分離形の微分方程式」が最強に使えますよね!!それに毛が生えたような内容だったので・・・

こんなところで浪人時代の努力が役立つとは思いませんでした 笑


もちろん医学部1年生でも専門科目があります。

以前このブログでも取り上げましたが、生命科学が専門科目です。

まるで電話帳のような大きさの教科書、その名も「Essential 細胞生物学」がこの科目のバイブルです。

テスト範囲は膨大なうえ、かなりの難易度でした。

テスト期間中の勉強時間の大半はこのために使われました。

先輩からもらった過去問を見るたびに自分の勉強の足りなさを痛感・・・

まとめノートを作ったり、友達と医学部の校舎で朝方まで勉強したり・・・

この時ばかりは受験生の頃の自分が戻ってきましたね。

こういう時に集中できるのも大学受験に向けて努力したときがあったからこそ。


今受験生として努力を重ねているみなさん。

今のその努力はもちろん大学に受かるための努力ですが、そうやって積み重ねた努力は後になってからも生きてきます。受験なんて・・・と思ってしまうのではなく、せっかくの機会です。

学習面だけではなく、人間としても大きく成長できるチャンスだと思います。


受験の天王山、夏。

受験生は自習に、夏期講習にと忙しい日々を送っていることと思います。

まだまだ暑さは続きますが健康には十分に注意してください。

この夏の頑張りがこの後一気にあなたの成績を向上させる最大の原動力になります!!

夏が終わったとき、自らに偽りなく頑張ったといえるくらいに頑張ってください!!

ではまた・・・