正月の喧騒から少し経つと、急に『冬』の感覚が戻って来て一層寒さで身が縮こまる。

いくら暖冬言った所で、今は『冬』なのだ。

曇天ならば気温も上がらず、日陰であれば普通に寒い。

日が出ているからと侮るなかれ、風が体感温度を奪っていく。

それでも庭先におりて外気を胸に吸い込む。

 

正月前の大掃除で庭も手入れをしたばかり。

南天の実は鳥についばまれ跡形もない。

正月飾りは葉のみとなった。

冬の曇天のように色がダークな庭。

雑草も無く見晴らしの良い中で小さな白い花は容易に見つかる。

 

咲き始めの水仙。

丈が短く、花も小ぶり。

丈の長い水仙はもう少し遅れて咲き始める。

 

まだ、匂いはしない。

まだ、開いていないから。

まだ、もう少し先。

 

『春』がくるのは。