寒くて、朝は車の暖房をオンにするくらい。
Food mart でガソリンの給油と、朝ご飯とコーヒーを手に入れて一路山へ。
スタンドで給油中に、ウィンドウから顔を出していたココロに気がつき、ジャーマンシェパードと来山されていた方に声をかけられ、暫し雑談と色々と情報交換をし、彼が昨日歩いたコースを勧められ本日はそのコースを行って見る事に。
スタンドの前でオーナー待ちの犬。
愛想しに来てくれた。
この土地は皆んなノーリード。
結構な数の犬が、平気で道路を横切り歩いていますが誰も何も言わない。
30分程運転し、目的のコースに到着しましたので、装備とココロの首輪、e-collar等を確認し歩き始めました。
熊注意の看板。
歩き始めて、大体1時間を過ぎた頃でしょうか?
道路を挟んだ茂みに、何かの気配を察知しました。
良く目を凝らして見ると、顔からサーっと血の気が引きます。熊です。しかもかなりの至近距離。
殆ど条件反射の様に、腰のベアースプレーに手が伸び、同時にココロを呼び戻しリードを繋ぎました。
熊もこちらに気が付き、興味を示した様に伺ってきます。
ベアースプレーのセーフティーを外し、熊の目を見ないようになるべく落ち着いて立ち止まりました。
人によっては、目を見ろという人もいるのですが、僕は狼と熊は目を合わせるなと教わりました。目を合わせていると、戦いの意思有りとみなし来ると。故に熊の胸元辺りを見ろと教わりました。
のそのそと動きだしました。
この時点で、ベアースプレーを握っている手はじっとりと嫌な汗でびっしょりです。
心臓のドキドキが止まりません。
自分とベアースプレーの間合いを決め、そのラインを超えて入ってきた時は迷わず発射する覚悟を決めます。
先日の、ピューマに襲われたランナーの事を思い出したり、ベアースプレーは下から上へと教わった事などが、頭の中をグルグル取り留めも無く流れて行きました。
のそのそと草を食べながら歩いています。
幸い、どうやらこちらにはあまり興味が無いようで草を食べるのに夢中になっています。
以前にも、それなりの距離がある状況で熊は見た事がありましたが、これ程の至近距離で向き合ったのは生まれて初めてです。
スイマセン。
僕、舐めてました。というより認識が甘かったと強烈に痛感しました。
至近距離で向き合って、初めてこの獣の怖さを体感したと言うべきでしょうか....
これはヤバイ。この獣は危険だ。
もし、この獣が向かってきたら?もし、ベアースプレーが効かなかったら?
正直、腰のナイフ一本では何をどう頑張っても勝てる気がしません。
コヨーテなどと向かいあった時とは、全く異質の物です。
恐らく、他のハイカーの方が熊とコンタクトしている我々を見つけ、レンジャーに知らせてくれたのだと思います。
レンジャーのおじさんがやって来て、熊を追い払ってくれました。
あの体で動きが結構機敏です。
車に戻ってきてからも、思い出して暫くドキドキしていました。今、生きていると強く生を感じました。
人間の命なんて、微妙な所で生かされているのかも知れません。何かのきっかけ次第で、あっさり終わるのかも知れませんね。
この山一年目のルーキーに対する洗礼でしょうか?多分、この出来事は僕は死ぬまで忘れないと思います。
今日はめちゃくちゃ疲れました。













