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ベルジアンシェパードマリノアです。

山の中を車で走り、途中サービスエリアというか休憩所が有るのですが、観光客で一杯で車を停められそうに無いので、少し離れたturnout zone という路肩の少し広くなっている所に停めて、休んでおりました。

天気は良いですが、山の中は寒いくらいですので車のウィンドウを下げて休んでいると、何やら中国語の大きな声で言い争ってる声が聞こえて来ました。

暫し、聞き耳を立てていると何やら「道を間違えたのはお前のせいだ」とか?「GPSの通り来たんだ!」と喧嘩に発展しそうな勢いです。

車から顔を出して見てみると、男2人と女2人の中国人グループでまだ若い子達です。
そして、この子達は恐らく北方の中国の出身でしょう。独特の巻き舌の発音の中国語で、北京とか上の方の中国だろうな。と感じます。
加えて女の子達も肌が白く、寒い所、北国の出身かなぁ?

女の子達も「どうすんのよ!こんな所で!」と揉めています。

暫く放置していましたが、ヒートアップしていよいよ喧嘩に成りそうですし、周りの人達も怪訝な顔付きで見ていますので、話しかけてみる事に。

你們怎麼了?
(君達どうしたの?)

ビックリしたような顔で固まっていました。

你們需要幫忙嗎?
(何か助け必要?)

有什麼可以幫你呢?
(どんな助けが必要?)

話を聞いてみると、GPS の通りに来たが途中で携帯の電波が入らなくなり、WiFi も通話も出来なくなり、道に迷ってどっちに進むべきか分からなくなったと。

山の中は携帯は使えないからね。
山に入ってくる時、地図貰ったでしょ?と聞いてみると、「地図の見方を知らないし、携帯のGPS使えてたから大丈夫だと思って...」

今までの人生で、紙の地図を読んだこと無いそうです。
世代を感じますね。今の若い子達って地図読めないんですね。
確かに、スマートフォンが有ってGoogle map や便利なものが沢山ありますから、地図を読む必要なんか無かったのかも知れませんね。

雑談しながら、
你是中國人嗎?
(君、中国人?)

中国人
 是!
(うん)

まぁ、なんとなく分かっていたんですが一応聞いてみる。

你從哪裡來的?
(どこから来たの?)

中国人
北京、大連
女の子は阜新だったかな?

やっぱり。
まだ20歳そこそこでしょう。聞けば留学生との事ですが、なんかお金持ちの匂いがプンプンします。

着てる服の身なりや乗ってる車も、僕の感覚では二十歳そこそこの留学生が乗る車ではないです。
車もレンタカーでも無い。

この子達、間違い無く裕福な子達ですね。
中国共産党員のパパに買って貰ったのかな?

ちらっと車のナンバーを見ると、ライセンスプレートはカリフォルニアです。
ますます固まる確信。笑

しかも多分、まだアメリカに来たばかりか?英語もまだたどたどしく、まだ英語で喋っているより、母国語で話してる方が楽という感じが伝わって来ます。

僕にとっては丁度良い、中国語の練習台を見つけた!という感じですが。

流石に女の子達は、男の子達よりは上手でしたが。男の子達は酷かった。多分、何を言われてるかも分かっていない感じです。

你在美國住多久了?
(アメリカにどの位住んでるの?)

中国人
大概一年
(大体一年くらい)

なんか、自分の時と比べて随分違うなぁ〜、と感じます。

僕が20歳そこそこでやって来た時は、まだスマホなんて有りませんでしたから、何処へいくのも地図を開いて、ストリートの名前とナンバーから場所を割り出していましたし、本当にお金が無かったので毎月カツカツの生活をしていました。

それでも、意欲と体力は有りましたのでサマーブレイクや、スプリングブレイクが来れば、兎に角何処かに行きたくて、ドアの潰れたボロ車に乗って、子汚い格好してアメリカをウロウロしていたのと比べると、なんだか..... ねぇ?

若さ故の経験も無く、考えも足らずに勢いだけで飛び出してしまい、旅先でやらかして、困って途方に暮れていた時に、色々な人に助けて貰った事を、若い中国人の子達と話しながらフッと思い出しました。

特にトラックの運転手さんには、大変お世話になりました。
一度、途方に暮れてお腹も空いている時、もう駄目かも知れないと思っていた時に、あるトラックの運転手さんに助けられて、トラックの中に招いてくれて食事までご馳走して貰った事が有ります。

その時に、初めてアメリカのトラックの中を見たのですが、アレはもう家ですね。
大きいベットに、冷蔵庫、電子レンジ、ちよっとしたキッチン、テレビもついているし、洋服を入れるクローゼット等も付いて、正に走る家という感じで衝撃を受けたのを覚えています。

その方は、夫婦でトラックをしていた方で奥さんに僕の状況を話され、紹介してくれ、奥さんの手作りのアメリカの食事を食べさせて貰った時は、人生で初めて、困っている時に、これ程人に優しくされ涙を流しそうになった経験は有りませんでした。

その方とは今でも、メールや最近ではSNSでやり取りさせて貰っている関係です。僕は、彼等には一宿一飯の義理がありますから、いつか必ずお返ししなければと思っているのですが、常に動き回っている人達なので、なかなか会いに行くというのも叶いません。

話がそれてしまいました。すみません。

とりあえず、この子達に地図の読み方を教えます。
しかし、英語だと完全に理解させるのは難しそうですので、中国語でとなると僕にとってのビックチャレンジになります。

普通の日常会話くらいならなんとかなりそうでも、何かを教えるとなると、僕の中国語のレベルでは結構なチャレンジです。

分かっていた事ですが、やはり中国語は難しい言語ですね。読み書きに関しては、日本人は大きなアドバンテージが有りますから、さほど苦労せずに済みますが、スピーキングは大変ですね。

中国語は声調言語ですから正しい発音の他に、正しい声調を求められますからね。これを間違えると、全く意味が違う事になってしまいますから...

とにかく、頭をフル回転させ時には筆記も混ぜて、なんとか地図の読み方を教えました。不安なので、一応女の子達にも英語で説明しておきます。

女の人は、地図を読むのは苦手な人も多いですから良いとしても、男の子は地図を読む能力は、絶対に身につけておかないといけない能力だと思うのですが。

じゃないと、行ったきり戻って来れなくなってしまいますし、何かのアクシデントや災害時、携帯が使えない状況下ではやはり最後はアナログが強いのかも知れませんね。

なんだかんだで、小一時間程やりとりをして最後はwechat をやってますか?と聞かれ、Wechatで友達になりました。

旅先で彼等の学校では教えてくれない、一つの勉強の助けになれたと良いのですが。

そしてこんな出会いが、僕ももっと中国語を頑張ろうと奮い立たせてくれます。

それでは、また。