ビーチ沿いを運転中に、凍り付いた景色が目に入り、人との約束まで少し時間もあったので車を停めてふっと冬景色を眺めに行くと。
ん?
氷の上に何か伏せている?最初は遠くてよく認識出来なかったのですが、次第に動物だ!!
まさか犬???
周りを見渡しても誰も居ません。
生きているのか?死んでいるのか?も分からず暫く見ていると動いています。生きている!!
しかし、本当に犬なのか?確信が持てません。
車の後部座席に降ろし忘れたドローンを積んでいたのを思い出し、急いで戻りドローンのバックパックを掴み駆け戻ります。
直ぐにドローンのセットアップをしますが、前回の飛行からバッテリーを充電しておらず、バッテリーはほとんど空でした。予備のバッテリーは?
充電したかどうか?記憶が定かではありません。
祈るように予備のバッテリーに取り替え、セットアップすると...
バッテリーはフルチャージです。よし!!
これで少なくとも、20分は飛べる。
ゆっくり円を描く様にアプローチ。氷の上で伏せている動物。
なんだろう?動けないのか?
丸まっている。
進入角度を変えて、ゆっくり高度を落として行きます。
ドローンに気が付いたのか?丸まっていた体制から、伏せの体勢に。
更に高度を落とすと、スッと立ち上がり動き出しました。
どうやら動ける様だ。
ん?この体型はもしかして.....
犬じゃない。コヨーテだ。
暫く見惚れてしまいます。
寒さが作り出した、広大な氷の大地。氷のフィールドを、悠々と独り占めして歩く姿は、只々美しく、羨望と羨ましさ、敬愛という思いが私の心を駆け抜けて行きます。
北国の、時に残酷とも言える程の厳しい冬を越冬し、決して人間に懐く事も無く、一人生き抜いていくその姿が、野生に生きる者の美しさの根源なのか...
お前を撫でてやる事は出来ないけれど、エールは送りたいと思う。
精一杯生きろよ!!










