サクはじあとがき『八坂洋雄』 | 劇団マリーシア兄弟 プレスブログ

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こんばんわ。

プロデューサーと言えばTKが浮かぶ世代の

劇団マリーシア兄弟プレスブログ担当の健太郎です。

 

 

あとがきシリーズも2回目となります。

 

公演あとに

”あとがき”という、

勝手に始めてやめられなくなって、

自分の首を絞めているシリーズを書いています。

 

このあとがきは

脚本家から特別何かを聞いたとかではなく、

自分が勝手に稽古や本番、脚本を通して、

役や役者さん本人に感じた事を一筆書きで

裏話なども含めてさらっと書いているシリーズです。

 

今回のあとがきももちろんネタバレを大いに含みますので、

内容知らずに配信をご覧になりたい方は

是非、戻っていただいて

一刻も早く配信をご覧になってください!!

 

配信サイト

 

 

 

 

 

 

  名ばかりの肩書きに狭い世界で溺れるプロデューサー

 

今回の座組では最年長。

 

隆さんこと、

“島隆一”さんが演じた“ 八坂洋雄”のあとがきです。

※隆は隆の旧字体です

 

振り返ると最後にマリーシア作品に

隆さんが出たのは、2014年。

自分(狩野健太郎)と佐々木祐磨(当時24歳で最年少。以下ユウマ)が

初めてマリーシア作品に出た時に共演して以来でした。

 

 

2014年以来の出演。

当時、「こんな感じならマリーシア兄弟にはもう出たくない」

と言ったとか言わないとか。

当時ユウマばりにジャックナイフだった隆さん。

 

2014年の隆さん

 

出たくないと言ったか言わないかは完全に

イメージの中でしかありませんが(笑)とりあえずそれ以降は出演なし。

 

しかし、ずっとマリーシア作品は観てくれていて

最近は必ず観劇後、Twitterとかで熱い感想を述べてくれていました。

 

そして、今回

約3年ぶりの劇団復活公演に名を連ねる事となりました。

 

本人にもお話ししましたが、個人的に

今回出演してくれるという事がとても嬉しかったです。

 

そんな隆さんが演じた“ 八坂洋雄”のあとがき

 

 

 

八坂洋雄

学生時代に役者の道を辞めて、

プロデューサーを目指した八坂。

ヒーローショーの今後の事を考え、

客層をお父さん世代に変えてブレイクを狙う。

 

 

 

超ざっくりだとこんな感じ。

プロデューサーです。

 

怪我したアクションコーディネーターの代わりに東を手配したり、

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#俺はクリスマスコンビ登場って思ってました

#色が緑と赤

 

新作では任侠戦隊をチョイスしたり。

凄腕なのか、どうかは定かではありません笑い泣き

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性格は、ざっくりいうとわりとクズ(笑)

 

クズ故に、

根が優しい隆さんはだいぶ苦労されてました笑い泣き

 

だがしかし、キャストが選ぶ

『もしも今回の自分の役じゃなかったら、

どの役やりたいかランキング』があったとしたら

多分1位だったであろうと予想されるのがこの八坂でした。

 

#でも俺も多分八坂難しい

#根が優しいから

 

 

今作において、けっこう中心にいる事が多かったんじゃないでしょうか。

八坂を中心としたドタバタも多かったと思います。

まわし役ではないけど、立場上語りかける事も多いですし。

 

 

なので、稽古後半は八坂の稽古がかなり多かった印象もあります。

個人的には団体芸と呼んでいる

みんなでわちゃわちゃするシーンの中核を担っていたので、

八坂次第で滑る、ウケるみたいな所も多く

なかなかプレッシャーもあったと思います。

 

立場やキャラ的に

八坂対全員というのも多かったと思います。

 

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東を雇った経緯やトウキだけを庇った事を責められたり、

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南にたいして、LINEスタンプで謝罪して

全員からボコボコにされたり、

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役者の前で、自分が何故プロデューサーを目指したかを熱弁したり。

 

だいたいどっかズレてるんですよね。

空気読めないというのもありますが、

自分の感覚がずれているという自覚が殆どない。

 

自分の意見とみんな同じだと思っている。

 

……狂ってますよね(笑)

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そして、見せ場はいっぱいあるんですが、

唯一まともな事を言うシーン(笑)

 

八坂対佐渡。

「売れなきゃ食っていけないじゃないですか??」

と強めにぶつかってくる若手の役者にたいして、

持論を展開する。

 

けして、強く言うわけではないけど

静かに確実に説き伏せる。

八坂が唯一、先輩として威厳を見せるシーンでした。

#唯一て……

 

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そんなわけで、一言で表すのは非常に難しいキャラクターではありますが、

飄々とというか、軽めのひどいクズといいますか、

そんな感じだった八坂さん。

 

多分、トウキ・渡瀬のラストシーンより稽古しました(笑)

 

主演のトウキまわりもたくさん稽古しましたが、

1.2を争ったくらい稽古しましたね。

 

けど、それだけ大切だったんですよね。

 

感動よりのシーンが良くなる為に、

確実に必要なんですよ。

クズパートが笑い泣き

 

緊張と緩和を繰り返すマリーシア作品において、

見た目以上にシビアでデリケートなパートなんですよ。

 

ちょっと笑ってもらう為に、

バキバキしっかり稽古してますからね。

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とはいえ、最年長で場数を踏んでいる隆さん。

舞台裏とかでは、緊張とかそういったモノを見せる事はなく。

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ショッカーの戦闘服も見事に着こなしてました。

#戦闘服着こなすってなんだ

 

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ちなみに余談ですが、八坂はアクション全く出来ないという設定ですが

隆さんご本人は、たしかカポエラを得意としているくらい

バリバリアクション出来るはずのお人です。

きっとアクションシーンは参加したかったはず。

 

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アクションの稽古は一緒に楽しそうにやってました。

#披露するシーンはないけど

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そして、公演期間中の11月24日にお誕生日を迎えられていました。

改めて、おめでとうございます。

 

本番中に迎えられた新しい歳が、

素敵な一年になる事をお祈りしております。

 

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次回のあとがきは、

本田晋さん演じた東翔のあとがきです。

 

毎日、続くとは限りませんので

お気をつけください!!

 

それではまた!!

 

 

 

 

 

 

 

 

  公演情報

 

 

 

 

劇団マリーシア兄弟 

第12回公演 

「サクセスストーリーがはじまらない」

脚本・演出:大浦力

 

料金

配信・1800円 配信チケット詳細

 

あらすじ

子供達から羨望の眼差しを受けるヒーローショー。
しかしその裏側は、そのステージを望む者と望まない者の清濁合わせた、出演者達。

かつては仮面ライダーに憧れこの世界に入った中年役者、

同じく仮面ライダーになることを目指している青年、

長年被り物を被り芝居とは何か分からなくなった俳優、

役者の夢を捨て作家になった男、

半端な気持ちで役者もスーツアクターも続ける社会不適合者、

アクション一筋で指導者になったアクションコーディネーター、

名ばかりの肩書きに狭い世界で溺れるプロデューサー、

プロのサンタを名乗る売れない俳優。

ヒーローショーの楽屋で起きる、
夢を追う人々の挫折と諦めと夢の終わりの物語。

 

劇場:シアターKASSAI(HP


 

公演スケジュール

11/23(水・祝) 18:00
11/24(木) 13:30 / 19:30
11/25(金) 19:30(配信の回)
11/26(土) 11:30 / 14:30 / 17:30
11/27(日) 11:30 / 16:00

 

【キャスト】

グッド良平。(吉本興業)

島隆一

本田晋(劇団骸骨ストリッパー)

倉橋郁成(NEXT GATE)

 

貝原伶(劇団マリーシア兄弟)

狩野健太郎(劇団マリーシア兄弟)

佐々木祐磨(劇団マリーシア兄弟)

吉田哲也(劇団マリーシア兄弟)

 

 


演出監修:かみざともりひと(劇団骸骨ストリッパー)
アクション指導:潮見勇輝(劇団骸骨ストリッパー)
舞台監督:森貴裕(株式会社M.T.Lab)
美術:照井旅詩
照明・音響:Light Staff Ten-holes
制作助手:梅原莉那
配信・撮影:観劇三昧
デザイン:池田丹虎
プロデューサー:脇坂兵吾
企画・制作:えなちゃん企画

【協力】
吉本興業
劇団骸骨ストリッパー
NEXT GATE
株式会社M.T.Lab
Light Staff Ten-holes
観劇三昧