レコレクショントリップ あとがき壱『タイジュ』 | 劇団マリーシア兄弟 プレスブログ

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こんばんわ。

いつも公演が終わると物語の裏話や

出演者の裏話等を”あとがき”と言ってブログにあげております。

 

こちらは、脚本・演出家の言葉ではありません。

なので、「いやいや、それはちょっとズレてるな…。」

だったり、逆に脚本家が、

「なるほど…そうだったのか…。」と思ったり、

いい意味でも悪い意味でもズレる場合があることをまず始めに

お断りを入れさせて頂きたいブログを書きます

劇団マリーシア兄弟の健太郎です。

(挨拶が長い…)

 

本当に、本当にあっという間でした。

今回の公演。

 

みなさまの投票のおかげで、

我々劇団マリーシア兄弟は、

演劇まつり一回目の優勝団体となりました!!

 

ありがとうございます!

 

先日、行われた投票結果の発表の様子はこちら!

 

 

 

そんなわけで、

作品としても、短い作品でしたので

テンポ良くあとがきを書き上げていきたいと思います。

 

まず、トップバッターは

『レコレクション・トリップ』の主役だった

ユウマ演じたシバタタイジュのあとがきです。

 

エキストラのバイトをしながら、役者の道で

売れる事を夢見るタイジュ。

ある日、いつもの様に

エキストラの仕事で、控え室にきていたタイジュ。

役を貰っていたので、気合を入れて朝早く控え室に入って眠っていた。

(気合を入れて、朝早く楽屋入って寝てるってなんだ…)

目が覚めるとそこには、見知らぬヒゲの怪しい男が。

彼は、自分と知り合いだという。

訳が分からず、いつ知り合ったのか?と尋ねると

ヒゲの男は、「明日だね…。」と答えた。

こんな所でしょうか。

 

脚本が出来ていく最初の段階では、

エキストラのバイトをしているも、

本気でその道を目指しているわけではない設定でした。

今、思えば公演のタイジュよりも少しクールだったかもしれないですね。

 

 

物語としては、自分で臨んでタイムスリップをしてきたわけですが、

今作のタイムスリップにある幾つかのルールというか、制約で

記憶障害、記憶喪失が起きていて

何故にタイムスリップしてきたか?を覚えていませんでした。

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なので、そもそも自分をタイムスリップさせた(させてくれた?)

ソウマセイタロウの事も忘れていました。

 

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誰ですか??冒頭、明かりがついた時点で笑ったのは?(笑)

 

少しずつ色んなキッカケで記憶を取り戻していき、

2つあったその目的を思い出しながら、

やり直せるように物語は進んで行きます。

 

もう、45分ほとんどステージ上にいましたね。

 

暗転のほとんどにユウマが絡んでました。

 

自身が作り上げたと思われる

タイムマシン(タイムスリップさせる何か)以外で、

この世には、タイムマシンが現存するというソウマ。

 

それが、音と匂い。

そして、限界を超えるのもいいかもね、

とヒントを送るソウマ。

 

その結果、

ゴム手袋を膨らませる事を選んだタイジュ(笑)

 

彼なりの限界突破がこのゴム手袋だったんですね(笑)

 

ヨシトには合法の麻薬と言われ、

コウキにはシンナーですか??と言われます。

そして、入れたら溶けるという謎の知識を振りかざし、

より昔はグレていたんじゃないかと怪しまれます(笑)

 

ヨシト、コウキとの会話を経て、

一つの失敗を思い出したタイジュ。

 

そして、物語は核心に迫っていきました。

 

…とそのまま素直に核心に行き切らないマリーシア兄弟。

 

ADアラヤが怒り狂って戻ってきたり、

ソウマが火に油を注いだり、すったもんだあります(笑)

 

もちろん、このあたりのすったもんだは、

コウキにとっては、未来からきたんだという信用が

高まっていくシーンではあります。

 

一度目の明日では、コウキの後悔を聞いていたタイジュ。

 

覚えていない、自分のかつての発言。

「役者は、親の死に目にあえない。」という発言によって、

大きな失敗をしてしまう後輩コウキ。

 

「時間は絶対戻れない、やり直しも出来ない。だから大事なんだよ。」

 

「でもお前はまだ間に合う。」

 

ただの先輩だったら、経験談でない限り

これほどの説得力は出なかったでしょうね。

 

もしかしたら、語られてないだけでタイジュにも

似たような経験があったのかもしれません。

それは、わかりません(ぼくには)。

 

SF感がそこまで漂わない中で、

実はかなりSF感の高いセリフだったと思います。

 

「わかる。今日と明日に起こる事は。

でも、お前の気持ちはわからねぇ。」

 

個人的に好きなセリフです、これ。

最後の最後まで、ソウマに翻弄されてましたが、

そのあたりはソウマのあとがきで触れていきましょう。

 

もう一つの失敗は、なんと物語の最後まで引っ張っていって、

「現場間違えた!」というモノでした(笑)

 

どうりで声がかからないわけです。

 

果たして、彼は現場に間に合ったんでしょうか(笑)

もう一度、タイムマシンを使っても

きっと同じ過ちを繰り返すでしょうし、

人生、なかなか上手くいかないですね。

 

 

とにもかくにも、ずっと出っぱなしだった主役ユウマさん。

その重責と労力は半端なかったと思います。

 

今回、優勝という結果が出たのは、本当によかったですね。

 

劇団マリーシア兄弟が頂いた初めての栄冠です。

 

そのど真ん中にいたユウマは、ことさらお疲れ様でした。

 

まして、あのキヒラの相手はほぼユウマでしたからね(笑)

この心労も尋常ではなかったと思います(笑)

次回のあとがきは、

そんな主役タイジュもといユウマを振り回した

キヒラユウキ演じたソウマセイタロウに迫るあとがきです。

 

 

気長にお待ちください。