GreenPeaceあとがき肆『ミドリ』 | 劇団マリーシア兄弟 プレスブログ

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こんにちわ!!

もう、一年も終わりですね。
少しいい天気も続き気持ちいいですが、
やはり冷え込みますね。

体調など崩されていないでしょうか?
やる気を崩していた広報担当、健太郎です。


いよいよ、個人あとがきも最後になりました。
ラストを飾ります
チカラ様演じた、




ミドリです。
お笑いコンビ、グリーンピースの片割れ。
今作のダブル主人公

さくっといってみたいと思います。

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お笑いコンビ、グリーンピースのボケ担当のミドリ。元々役者志望だったが、カズヤに誘われてお笑いの道へ。コンビニでバイトしながらも、着実にお笑いで人気を獲得し、自身も映画の出演が決まって、順風満帆のように見えた。
しかし、最近のカズヤの様子がおかしいのが気になっている。


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こんなところでしょうか。

コンビでは、ネタも作るミドリ。
スタイルとしては、自分の生い立ちや思い出をネタにするタイプの芸人さんみたいですね。


作品としては、冒頭の漫才に
伏線がかなり散りばめられていましたね。

最初の漫才の時点では、
設定やら、登場人物がぶっ飛んでんなぁと思わせておいて、実際は実話がおおいに絡んでいましたね。


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庄屋喜左衛門。
実際、ほんとうに100歳近い年齢で高校の定時制を卒業していました(笑)

四人恋人がいたかどうかは、定かではありません。

カズヤのひぃおじいちゃんで、カズヤが継ごうとしていたりんご農園の主ですね。



誰よりも、カズヤの才能を認めていたミドリ。
見てもらいさえすれば、カズヤはいけると思っていた。自身の映画が決まったことで、知名度があがってコンビの仕事が増えればいいと。


だけど
ミドリの才能を認めているからこそ、苦しみカズヤは二人の解散を決めていた。



このあたりのすれ違いが切ないですね。
お互い認め、想いあっているからこその別離。


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とは言え、
このミドリもなかなかボケた人でした。

いや、ボケたというか
少し感覚が違う…と、言えばいいのか。

もちろん、コンビ愛のなせる技だとは思いますが、借金と聞いてポンと3.40万なら出そうかなと言います。

貧乏芸人みたいな下りはなかったし、お金使わないってことで貯金があるとは言いましたが、
相方の為になんの躊躇もなく出せてしまうのです。


そして、シゲオの思考の誘導を無視して、どんどん話をエスカレートさせていき挙句、
jungleに入会しようとしてしまいます(笑)


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ミドリ「それで稼いだお金なら、カンパってことで俺からのお金じゃなくなるよね?」



何回聞いても、ならないと思います(笑)

それなら、コンビニで稼いだお金のほうが、カズヤは受け取るんじゃない?って思ってました(笑)

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そして、カズヤにバレない為にシゲオの嘘に乗っかるシーン。正しくは、乗っかられていますが(笑)


このシーンも、何回も練習したんですよ??

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このシーンも(笑)


アラサーから最早、アラフォーへ移行しようとしているオトコたちが真剣にです。

汲み取ってあげてください(笑)

ちなみに、俺ならNGだして脚本変えてもらいます(笑)


それにしたって、もっとマトモなウソはなかったのか…。

でも、抱きついてしまったらないだろうなぁ。

バレない為には、ツッコミ辛いウソのほうが効果的かもしれません。

おススメはしませんが(笑)


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ここの立ってるスペース。

けっこう狭いです(笑)


俺も、横で座るシーンがありますが
ちょっと重心の置き方間違えてたら、下にドスンでした(笑)

この二人のシーンは、
二人にはある意味迫力のあるシーンだったと思います。

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何度も、自分の股間を揉んでいるように見えると演者たちから言われた教頭先生(笑)

挙句、揉み慣れていないんじゃないかという疑惑までもたれていました。
なんだ、疑惑って(笑)


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ヒロとカズヤのシーンで語られたミドリの過去。
家族は母親だけってことは知っていたみたいなので、隠してもいないし、わざわざ誰かが聞くこともなかったんだと思われる部分。

ヒロは、グリーンピースの『卒業式』のネタを見ていないので、FAとかは初耳でした。

ヒロの言い回しだと、それなりにミドリも変わった奴で明るいやつだったんでしょうね。
苦労していることを感じさせないのが、普段のミドリの姿なのでしょう。

そして、そこでミドリが何故
カズヤを追わなかったのか。
追わない、というよりは
カズヤの意思を尊重したのかがわかります。

ミドリ「決めているんだ。俺は、自由でいたいから。」


ここだけ聞いていると少年誌のさすらいの主人公みたいな事言ってますよね(笑)


ここが、カッコよくなり過ぎないようにセリフの言い方は、かなり気をつけましたね、そういえば。






ただ、そのミドリでさえ
芸人を辞める話を聞いたあとは、しばらくバイトにすら顔を見せなくなります。

思うところもあったでしょうし、彼のことだから事務所に報告しに行ったり、謝罪してたりしていたんじゃないでしょうか。
そのあたりは、全く触れられていないのでわかりませんが。


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みんないなくなって、最後に二人だけになるシーン。ここで、最初の漫才のネタの中身と重なる思い出話が語られます。

この会話の中で実に絶妙なのは、
思い出話以外のところは、カズヤの思い通りにミドリがほとんど返事をしていない所です。


カズヤの所でも書きましたが、
まず怒らない。
カズヤからすれば怒られたほうが楽だし、引き止めて欲しいという勝手ながらも願望があったと思います。

ただ、ことごとく華麗にスルーされます。


カズヤ「解散するの嫌じゃないの?」

と聞いても、

ミドリ「でも、解散はするんでしょ?だったら仕方ない」

とか。

欲しい言葉、態度を取ってくれないんですよ。


あげく、昔に戻りたいという話では、
カズヤはやり直したいという意味で言っているのに対して、ミドリはただもう一回体験してみたいとは思うというニュアンスの言い方をします。

うまい喩えが浮かびませんが、
過去のよかった時間が、遊園地に行った時間だったとします。
カズヤは、ずっと遊園地で遊びたかった。どうすれば、もっと楽しく長く過ごせたんだろうと。

でも、ミドリは遊園地に行けてよかった。また行きたいなぁって思うけど、たとえ行けなくてもその過去があれば幸せだと。

喩えは、ちょっとアレですが
同じようなことを言いながらも、決定的に違う考えを持っていました。


ことごとく、カズヤの思惑とズレます。
カズヤは、ここでも結果かなり寂しい想いをしたと思います。

そして、
カズヤもミドリ側に考えを変えようとして、
自分もグリーンピースのことを、
最後の漫才を思い出に変えようとしていた矢先に、



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ミドリ「……良くない。」
カズヤ「え?」
ミドリ「良くない。全然、良くない。」
カズヤ「……。」
ミドリ「良くないけど、次はないでしょ?それは        
              仕方ない。」

と、ある意味では、カズヤの思い通りではないセリフですが、ほんとは欲しかった言葉が、ここにきて飛び出します。


そして、
カズヤ「最後の漫才、ここじゃだめかな?」

と、いう流れになっていきます。


このあたり、個人的感想としては
止むを得ず別れる恋人同士みたいな会話ですよね。
実際、この二人の関係が普通に恋人同士の会話に見えた方もいらっしゃったみたいです。



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そして、始まる最後の漫才。


冒頭の漫才は二人ともどこか本調子ではありませんでした。お互いの疑惑や罪悪感から解き放たれた二人の漫才。

冒頭の漫才が、基本のスタイルで
最後の漫才にはだいぶアドリブが入ってきました。

笑う所ではなくても、どことなく二人自身が笑ってしまう部分も多数ありました。


喜左衛門が実は、ちゃんと歩けたとか(笑)


そして、あのクライマックス。


本来のネタ通りなら、
カズヤ「あー、金八先生ね。」

と、茶々が入るはずでしたが、
カズヤのツッコミが入りません。

ミドリは、それを待っていましたが
気づいてしまいます。

カズヤが泣いていることに。
そして、それはこのネタが終わる直前だと言うこと。

同時に、二人の最後の漫才が
最期を迎えようとしていることに。

本来なら、たどたどしく語る校長先生の
某有名曲のくだりを、その言葉通りの想いをのせて語ります。

そして、
ネタにない大きなアドリブが、
ミドリ「ここで、校長先生から、もう一つ言いた           
              いことがあります。」
入ります。

それは、ネタにのせた
カズヤへの贈る言葉。


そして、漫才というカタチの
二人の卒業式は最後の


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カズヤ「もう、いいよ…。」

で、幕を閉じます。
本来なら、前から手の甲で相手の胸にツッコムカタチですが、後ろからまるで背中を押すように。

そう、考えると
ミドリのネタやアドリブを聞いたあとの、
カズヤの「もう、いいよ。」

と、いう言葉には
とてつもなく深い意味が込められている気がします。



裏話的には、
千秋楽のこの最後の漫才。
つまり、本当に本当の最後の漫才。

これは、なかなか胸にこみ上げるものがありましたね。芝居とか、技術とかではなく、
ステージに上がる時、いつもより若干涙目でした。

ミドリとカズヤを思ってもそうだし、
この漫才のシーンに物凄く努力をしたチカラとユウタを思ってもこみ上げるものがありました。


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今回、たった四人しかいないのに、
四人揃うシーンは大事な所しかなかったですね。

芸人を辞めるということがバレてしまうシーンと、グリーンピース二人きりにさせてあげるシーン、そしてラスト。


兎にも角にも、ミドリは漫才を抜いたらほとんど舞台にあがらないという役どころでした。


なので、いままでのあとがきにいっぱい書いてきたので、あまり書くことがないことに気がついてしまいました(´;Д;`)

なんで、こんなに進まないのだろうと思っていたら、もうほとんど書いてしまったからだと…。


とは、いえけっこう書いたかな…??


では、ここで最後に
ミドリ演じた、チカラからの一言行きたいと思います。


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今回は、終始漫才に必死でした。
でも、演じていて幸せな役でもありました。
今後も、皆さんに楽しんでいただけるよう精進します!

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……みじかっ!!


チカラさん、本当に一言にしてくれてしまったよ(笑)


しかし、長々と続けてきました、
個人あとがきもこれにて終了の運びとなりました。
お付き合いいただいた方、ありがとうございました。


また、もう一回
まとめたものをあげますが、
基本的にはこれにて、
『GreenPeace-グリーンピース-』
のあとがきシリーズは終了となります。


次回作は、夏あたりを目処に考えようと考えています。
現段階では、白紙以上構想未満くらいです(笑)

でも、今年は一回しかやれなかったので、早い段階でやりたいですね。
なので、応援よろしくお願いします。

ツイッターとか、インスタ、Facebook等で口コミお願いします(笑)
現段階で応援してくださっている、
みなさんの口コミにかかってます(´;Д;`)


これからも、どうぞ
劇団マリーシア兄弟をよろしくお願いいたします。


以上、広報担当健太郎でした。