あとがき漆『佐成和輝/静一』 | 劇団マリーシア兄弟 プレスブログ

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こんばんわ。早いもので、
ついに、今年も残り一ヶ月ですね。

 

 

本日も、あとがきシリーズ、
お付き合いいただけたら…と、思います。

 

 

 

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静一です。


 

今回の役では、
いいとこちょいちょい演出してないやり方で、
勝手に持っていったなぁー、こいつって感じです(笑)


 

では、そんなこんなで
あとがき漆、静一のターンです。


 

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貧乳のかみさんに隠れて、持っていた巨乳もののDVDコレクションが見つかり、かみさんが出て行ってしまった佐成和輝(以下カズキ)は、今日もくだらない内容で、学生当時から野球部で先輩であった宇野智久(以下ノリ)と口論ばかりしている。自分は先輩に対して、タメ口で話すくせに、後輩である田坂俊哉(以下トシ)の言葉遣いには、イライラが募っている。
かみさんにたいしても、町を出て行った人間と重ねては、素直になれず、謝る機会をどんどん失っていく。
自分は別にいい、というお調子者のカズキが考える町おこしのアイデア、そしてかみさんとの仲直りの行方は…。


 

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こんなとこですね。
この写真は、下北沢のど真ん中で、
進んであの有名なモノマネの王道『馬鹿野郎』をやっているところです。

 

カズキという人間は、お調子者で、自分さえよければ、それでいいという外面をしています。わかりやすいのが、ノリにたいしては、タメ口で話すのに、トシからタメ口で話されるのは気に食わない。

 

そして、長船剛(以下ツヨシ)に関しては、裏では散々文句を言うも、本人を目の前にしては、絶対言わない…と、いうとてもわかりやすいキャラクター。

 

B級グルメも、まぁ的外れな提案するわ、
象の肉売ろう、ペンギンの肉売ろうと、
誰もが耳を疑うような提案を本気でするというズレっぷりも、カズキのキャラクターを物語るのに、必要な要素でしょう。

 

 

カズキのかみさんというのは、もちろん役で出演はしてこないものの、今回の作品では、重要なファクターでした。
みんな町おこしは、町の為、離れて行った人の為とか、色々あるものの、カズキは口に出さないけど、どこかで、これきっかけでかみさんが帰ってくるんじゃないか、またはなんらかのきっかけになるんじゃないなと思うわけです。

 

実は、かなり深い役どころです。
相手によって、コロコロ自分も変わる、ある意味自分を貫かないキャラ。
カズキこそ、スネ夫の立ち位置じゃね?と、今更ながら思いますね。

 

と、いうわけでセリフも多いし、
感情が必要というか、心そこにあらずじゃ、なかなか演じきれないキャラクターでしたね。


 

一人で、電話するシーンとか。
いったい、なにを話していたんでしょうかねぇ…。結果は、わかっていますが、実際の内容はなんだったのか、気になりますね。

 

はぐれメタルのあだ名を欲しいままに、見事に逃げ足の速さを表現してましたね。

 

カズキ「でた…映画版のジャイアン…」

 

で、速攻で目を逸らす、静一が自らつけた演出は、五回公演、すべり知らずでしたね。
稽古でやっていない演出だったから、思わず笑いそうになりました。
それをごまかすためにノリは勝手に、カズキが見上げている天井を、
ノリ『ん?なんか、あんの?』という心情で、見ています(笑)


 

そうゆうおいしいところ、持ってく力を持ってんのよねー。
ああゆうの、俺はずるい計算でしか出来ないけど、静一はさらっと本能で察してできるんだろーね、きっと。

 

チカラが倒れたとき、最後までちゃんと芝居していたのも、静一でしたね(笑)
まぁ、呼び捨てで呼んじゃいけない人を呼び捨てで呼んだけど(笑)
そーゆーとこ、しっかりしてんのよねえ、静一は。そこは、見習わないとね。

 
静一は、五月公演も控えてるし、
また楽しみだねー。
次回は、また違ったテイストの役だろーけど、今回の苦しみをそのまま血肉として、
爆発させてほしーね。

 

期待してて、いいと思います(・ω・)ノ


 

2015年5月14日(木)~17日(日)
劇団マリーシア兄弟
第7回公演
「マリーシア兄弟」
脚本・演出:三三三三
 
@下北沢Geki地下Liberty