今年の初夏
実家にいる父に病が見つかった。
胃癌ステージⅣ
体のあちこちに転移があり
手術はできないとのこと
ずっと調子悪そうだと思っていたけれど
目の前に父に巣食っているがん細胞の画像を
目の当たりにしたときはショックだった
自分の胃袋に
大きな重い鉛をドスンと入れられたような
告知を一緒に受けた父はそれ以上の鉛を体中に埋め込まれたような
気分だったと思う
父をずっと案じてきた母もきっと同じく
わたしたちの2012の夏は鉛を背負うことから始まった
背負った鉛は24時間
決して消えてくれないけれど
告知から3か月
父の人生はまだまだ続いている
父の生命力は逞しい
信じられないほどの強さで抗がん剤治療に立ち向かっている
母の精神力も逞しい
折れそうな心を抱えながら
父と向き合う母の優しさに改めて気づく
病との戦いは簡単なことではない
病に対する恐怖や不安との戦い
ガラリと変わってしまった環境への戸惑い
治療によるストレスとそのストレスを抱える本人の不満を
どうやって受け止め
どうやって流すか
わたしたちは神様ではないから
ぶつかることもしばしば
家族なのに傷つけあうこともしばしば
それでも家族は
父の一日も長い幸せな笑顔を祈る
どんなにぶつかっても
父のためにできることを毎日探す
家族だからね・・・
今日も父は元気に生きている
だいぶ時間が過ぎたけれど・・・父の病の発覚に際し
わたしたちを支えてくれた数少ない親戚や友人たち
そしてセカンドオピニオンを受けてくださったY先生と
Y先生を紹介してくださったI先生、
それから病を見つけ、現在治療にあたってくださっている
地元の病院のY先生、担当看護師のKさん、
そのほかたくさんのスタッフの皆様に心から感謝申し上げます