号泣した理由。
元彼を思い出したからだった。
元彼とは、大学の時知り合った。
向こうから「付き合おう」と言いつづけてくれて
一ヶ月後にOKした。
「たくさん思い出つくろう」
そう言って、彼はいろいろな所に連れて行ってくれた。
お店の手配や、送り迎えもバッチリしてくれて
私はお姫様気分でもてなしを受けてた。
お互いの家に行き、家族にも紹介済み。
指輪も、もらった。
大学を卒業して、遠距離になってもラブラブだった。
お互いに行き来して、うまくやってた。
浮気の心配なんてぜんぜん無かった。
クリスマスイブ。
デートの帰りに、彼はなぜか人気の無い海辺に車を停めた。
「ちょっと真面目な話をしてもいい?
僕たち、長くつきあってきたよね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・結婚しよ?」
人生初のプロポーズだった。
でもあの時の私の答えは、
「ちょっと考えさせて」
「うん待つよ。一生のことだから、考えていいよ」
つづく



