初めてのスタディツアー!! | タイ教育支援NGO「マレットファン(夢のたね)」のブログ 

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「マレット・ファン」は、タイ語で「夢のたね」という意味。「こども」にかかわる「おとな」の能力およびモチベーションの向上をめざし、研修や交流プロジェクトを実施しています。タイ、日本、そしてアジアに夢のたねをまく活動をブログでも広げていきたいです!

8月上旬の5日間、『マレットファン』初のスタディツアーを実施しました!!


大阪で長年、人権に関するお仕事に携わる山田さんと

その娘さんのお二人からのご依頼で、タイの子どもの問題を

幅広く学びたい、とのことでした。



マレットファン(Maletfan)のブログ-マレットファン初のスタディツアー


バンコクでは、スラム地区の保育所、養護施設の視察。


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バンコク郊外の漁・工業地帯では、ミャンマー(ビルマ)移民の子どもたちの

様子を見学し、昔ながらの水上生活の体験をしていただきました。



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山田さんより、ツアーの感想をいただきましたので、抜粋して紹介します。


「私たち母子がたいへんお世話になり、ありがとうございました。

訪問先での体験や美味しい食べ物で、たいへん重厚で、癒され、

とても成果のあるものでした。


・まず、スタッフのみなさんの個性がマッチした雰囲気が大好きで、とても癒されました。


・最初に訪問したスラムの保育所では、所長さんの優しいお人柄と、

スラムのみなさんに温かく接してもらえて、生活は厳しいのでしょうが、

心は豊かなのだろうと感じました。


・二つ目のスラムの保育所は、火事後の対策が原因で、外部団体の支援がなくなり、

運営に窮していました。運動場もありません。


移民の受け入れも積極的に行い、250名の保育所児がおり、

必要な施設にもかかわらず、この実態に行政的な支援がないものかと思いました。



訪問先は、どこも興味深く、私が日本でかかわっている課題

(被差別部落、ブラジルにルーツを持つ子どもたち、性暴力)

と共通するところも多くあり、今後の関わり方を再考させられました。

ただただ、子どもたちが少しでも安全・安心に生活でき、

健やかに成長することをねがうばかりです。


『マレットファン』は、子どもたちに、遊びをつうじて、ホッとし、

楽しい時間を持つことで、生きる希望を感じさせる大切な活動を

行っていると実感しました。


ぜひ、末永く、多くの子どもたちに夢のたねを与え続けてください。」


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大阪での人権問題に長く関わってこられた山田さん、

各施設での視点、問題の提議が私たちにとっても大変勉強となるものでした。


ツアーアレンジをお任せいただき、さらに感想もいただき、本当にありがとうございました!!

ツアーでの各施設の様子は、追って、ご紹介しますね。


マレットファン  松尾久美